災害対策はきちんとしているものの、防犯対策には手を抜いているという方はいらっしゃいませんか。
しかし、ここ最近、不審者の侵入が増加しているため、抜かりなく防犯対策をする必要があります。
そこで、今回は戸建て住宅の防犯対策について紹介します。
□戸建ては不審者の侵入が多い?
戸建ては、マンションやアパートと比較すると侵入窃盗事件が起こりやすいです。
では、その理由にはどのようなことが挙げられるのでしょうか。
1つ目は、戸建て住宅のセキュリティが甘いからです。
戸建て住宅は、防犯対策をしていないところが多いです。
セキュリティが甘いと、当然住宅内に侵入しやすいので狙われる可能性が高いのです。
2つ目は、マンションと比べると人目につきにくいからです。
マンションやアパートは管理人や他の住人の目があるので、人目につきやすいです。
しかし、戸建て住宅はプライバシーの観点からも人目につきにくいです。
特に、塀や壁で玄関周りが外から見えにくくなると誰が入ったのかが分かりにくいです。
また、庭に木があると侵入者が隠れやすくなり、狙われやすくなってしまいます。
3つ目は、戸建て住宅には複数のドアや窓があるからです。
マンションやアパートとは異なり、ドアや窓が多いのでどこからでも侵入できます。
玄関ではなく、勝手口から侵入したり、2階の窓から侵入されることもあります。
2階の窓からは、庭にある置物やカーポートの屋根を利用して窓から侵入できます。
このような理由から、戸建て住宅は不審者の侵入が多いのです。
□場所別での防犯対策について
*窓
窓にはさまざまなタイプがありますが、大きな掃き出し窓には注意しましょう。
掃き出し窓は、カギを開ければ簡単に侵入できるからです。
そのため、掃き出し窓は、周囲からの見通しが良く、敷地の中を通らないと近づけないような場所に設置することをおすすめします。
また、バスルームやトイレの窓など人目につかない場所に設置されている窓は大人が出入りできないようなサイズにし、面格子をつけることで侵入を防げます。
*玄関
そのため、玄関の扉を開けなくても訪問者の様子が分かるインターフォンを設置しましょう。
また、ピッキングされにくいカギを採用することで、簡単にカギを開けられなくなります。
*勝手口
勝手口は、簡易的なカギが設置されている場合が多いですが、不審者はそのような場所を狙います。
頻繁に使わないとしても、二重カギにしておきましょう。
不審者は侵入するのに時間がかかると人に見られる可能性が高まり、途中で諦めます。
その点、カギが2つあることで時間がかかるので狙われるリスクも低くなるでしょう。
*ベランダ、バルコニー
室内とつながるベランダやバルコニーがある住宅も多いでしょう。
しかし、これらも防犯性を低くすることに繋がります。
高さがある場合は中に入れば人目につくことがないので、不審者にとっては好都合です。
例えば、そもそもベランダに入れないような高さに設定することも対策として効果的です。
□注文住宅で取り入れるべき防犯対策
ここからは、注文住宅を建てたあとに取り入れるべき防犯対策を紹介します。
防犯ガラスとは、2枚のガラスの間に強くて厚い中間膜や特殊な板を挟みこんで作られたものです。
ドライバーでこじ開けられることなどに高い抵抗力を発揮するので、効果が期待できます。
防犯カメラは、高い防犯意識を表わすことができます。
侵入者が防犯カメラの存在に気付くだけで、侵入を諦めることもあります。
万が一、侵入されても証拠映像があるので警察に提出できます。
ホームセンターやネットでも手軽に購入できる防犯カメラがあるので、一度検討してみましょう。
侵入者はガラスを破り、クレセントを開け、サッシを開けて室内に侵入します。
そのため、クレセントだけでなく、窓の下に補助錠を設置することでサッシが開けにくくなり、防犯性を高められます。
侵入者の多くは、無施錠の窓や扉から侵入しています。
不審者は、人の目を避けたいと考えているので、近所の人の目があることで、侵入することを避けようとします。
近所の人が侵入した不審者を警察に通報して捕まったケースもあるので、近所の人との協力を大切にしながら生活しましょう。
□まとめ
戸建て住宅は、マンションやアパートなどと比べると不審者が侵入しやすくなっています。
そのため、しっかりと防犯対策をする必要があります。
防犯カメラや防犯ガラスなどを設置し、防犯性を高めましょう。
まだ対策をしていないという方は、大切な住宅やモノを守るために少しずつ防犯対策をすることをおすすめします。