2021.10.30 家づくりの豆知識
注文住宅をお考えの方に向けて水回りの間取りの決め方を解説します!
「水回りの間取りの決め方がわからない」
「どのような点に注意すれば良いのかわからない」
このように水回りの間取りに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、水回りを考える際のポイントとオススメの考え方を紹介します。
□水回りの間取りを考える際に意識したいポイント
水回りの間取りを考える際には何に気をつければ良いのでしょうか。
ここでは「トイレ」と「洗面所・浴室」に分けてポイントを紹介します。
まずはトイレです。
トイレの間取りを考える際には「場所」と「広さ」「数」に注意しましょう。
なぜなら、トイレが食事スペースや寝室の隣に配置してあると、使用する際気まずくなりますし、何よりもニオイが気になるからです。
また、小さなお子さんがいる場合は広すぎると使い勝手が悪くなるため、広さにも気をつける必要があります。
トイレが広すぎると、トイレットペーパーが取りにくくなりますし、トイレのタンクに手が届かず手洗いしにくくなることも考えられるからです。
これを防ぐためにもトイレは広くしすぎず、トイレのタンクではなく別に洗面所を設けると良いでしょう。
次はトイレの数です。
一戸建ての場合は1階と2階それぞれに1つずつトイレを設置するのが一般的です。
トイレが1つだけで家族が多かったり、トイレの時間が長い人がいたりすると不便に感じる時があるでしょう。
トイレの間取りポイントを紹介したところで、次に洗面所・浴室の間取りポイントを紹介します。
洗面所や浴室の間取りで一番重視するべきなのが「場所」です。
トイレに比べると広さや数に注意する必要がないものの、どこに設置するかはやはり非常に重要です。
なぜなら、設置する位置を誤ってしまうと、家事の際に不便に感じてしまうからです。
洗面所や浴室の近くには洗濯機があります。
洗濯物を2階のベランダに干すという方は洗濯機を2階に、庭で干すという方は洗濯機を1階に設置したほうが良いでしょう。
干す場所によって洗濯機の位置を変えないと、いちいち洗濯物を干すために階段を上り下りする必要が出てきます。
また、洗面所や浴室には換気するための窓をつくることをオススメします。
ただし、窓を大きくしてプライベートが確保できなくならないよう、注意しましょう。
□水回りの配置の決め方は?
場所別に意識したいポイントを紹介しました。
では具体的にどのようにして水回りの配置を決めていけば良いのでしょうか。
配置を決める際のオススメの考え方は以下です。
・水回りはまとめて配置する
・家事動線を考える
1つ目は水回りはまとめて配置することです。
水回りをまとめて配置することによって工事費用を抑えたり、静かな空間を作り出したりできます。
なぜ水回りをまとめることによって工事費用を安く抑えられるのでしょうか。
それは配管工事や設備の取り付けをまとめて行えるからです。
みなさんも給排水管が散らばっているよりもまとまっている方が工事しやすいことがイメージできるでしょう。
また、水回りをまとめることによって静かな空間を作り出せます。
トイレの水を流したり、食器を洗ったりする音は時にストレスに感じてしまいます。
みなさんの中にも水の音でなかなか寝れなかった経験がある方も多いでしょう。
このような騒音の元になる水回りをまとめて配置することによって寝室や勉強スペースとの距離が取れ、快適な時間を過ごせるようになるのです。
2つ目は家事動線を考えることです。
動線とは人が動く経路のことです。
家事動線を考えることが水回りの間取りの決め方にヒントを与えてくれます。
家事動線を用いた間取りの考え方には「家事動線を増やすこと」と「家事動線と生活動線が重ならないようにすること」の2つがあります。
まず、家事動線を増やすことを意識しましょう。
なぜなら動線を増やすことで家族間での衝突がなくなるからです。
例えば、キッチンや洗面所に出入口を2つ設けることが挙げられます。
これによって、回遊できるような間取りになり、家族間での衝突を避けられます。
次に家事動線と生活動線が重ならないように意識しましょう。
この2つが重なってしまうと、混雑ができ移動しにくくなるからです。
例えば平日の朝を考えてみましょう。
平日の朝は通学通勤のための準備で顔を洗ったり、トイレをしたりすることでしょう。
その際に料理や洗濯、掃除のような家事をしていると、家族同士で衝突する頻度が多くなってしまいます。
ですので、これら2つの動線が重ならないようにすればスムーズに朝の準備ができ、快適な暮らしを実現できるでしょう。
□まとめ
水回りの間取りを考える際のポイントとオススメの考え方を紹介しました。
水回りの間取りがイメージできたでしょうか。
当社は暮らしやすさ、デザイン、性能、コストのトータルバランスを考慮しつつ、お客様の要望も取り入れた注文住宅をご提案します。
松本市で注文住宅をご検討の方はぜひ当社にご相談ください。
次の家づくりの豆知識は ⇒ こちらをご覧ください。