松本市にお住まいの方必見！自然素材で注文住宅を建ててみませんか？

家づくりの豆知識

2020.11.30 家づくりの豆知識

松本市にお住まいの方必見！自然素材で注文住宅を建ててみませんか？

注文住宅の購入をご検討中の方におすすめなのが、自然素材の家です。
人にも地球にも優しい自然素材の家は、長く健康的に住み続けるのにぴったりです。
しかし、自然住宅の家と言っても、具体的にどんな家なのかイメージできない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は自然素材の住宅についてご紹介します。

□自然素材の住宅とは

そもそも自然素材の住宅とはどのような住宅なのでしょうか。
明確な定義はありませんが、一般的には化学物質を含まない素材を使っている住宅のことを言います。
よく使われる素材としては、無垢材という木材が挙げられるでしょう。
これは、天然の木を乾燥させて作った木材で、フローリング材として床に使われることが多いです。

また、無垢材は木の種類によって特徴が異なります。
例えば、スギやヒノキなどの針葉樹は柔らかく、ナラやケヤキなどの広葉樹は固いという特徴があります。

さらに、漆喰や珪藻土もよく使われる素材でしょう。
漆喰は石灰石を原料とする物質でできた素材で、珪藻土はプランクトンの化石を原料とした土でできた素材です。
これらの素材は主に壁に塗る塗料として使われており、塗り方を変えることで壁の模様も変えられます。
また、どちらの素材も耐火性が高く、珪藻土は特に調湿性にも優れているという特徴もあります。
このような素材を使った住宅を自然素材の住宅と言います。

こだわった住宅では、壁や床に加えて、目には見えない断熱材や接着剤などにも自然素材を使っていることもあります。
一般的には、自然素材を一部に取り入れていれば自然素材の住宅と言えます。
そのため、自然素材の住宅だからと言って化学物質が全く含まれないというわけではないということも覚えておくと良いでしょう。

□自然素材の住宅のメリットとは

続いて、自然素材の住宅を建てることによるメリットを5つご紹介します。

1つ目は、肌触りが優しく、安らぎを得られることでしょう。
自然素材は、工業製品にはない温もりを持っており、肌にも優しいという特徴があります。
そのため、子どもが床に直接座って遊んでいても心地良さを感じられるでしょう。
また、見た目にも優しいので、ただ眺めているだけでも落ち着くという方も多いでしょう。
さらに、材料の中に全く同じ模様のものはないので、個性を楽しむことも可能です。

2つ目は、有害物質をほとんど出さないことでしょう。
シックハウス症候群や化学物質過敏症は、住宅に化学建材を多く使うことによって引き起こされる症状です。
自然素材は化学物質を含まないため、このような症状を軽減してくれるでしょう。

3つ目は、断熱性と調湿性が高いことでしょう。
無垢材が使われた床は、冬場に素足で触れても冷たさを感じにくくなっています。
また、梅雨の時期に床が湿気でベタつくのが気になる方も多いのではないでしょうか。
無垢材を使った床はそのようなベタつきも防いでくれます。

珪藻土で塗られた壁には、小さな空洞があります。
その空洞で室内の湿気を調節してくれるので、快適な湿度を保ってくれます。
冬場の結露で悩まされている方も多いかと思いますが、調湿効果があれば結露の心配も要りません。
このように、自然素材の住宅は生活を快適にしてくれるというメリットもあるでしょう。
冷暖房の利用も減り、光熱費の節約にもなりますね。

4つ目は、廃棄する際に自然に還せることでしょう。
工業製品は廃棄する際に環境に負荷をかけてしまいますが、自然素材の廃棄時は、雨にさらしておくだけで微生物が分解して土に還ります。
また、無垢材は再利用もできるという特徴もあります。

5つ目は、生産する際のエネルギー負荷が少ないことでしょう。
廃棄する際だけでなく、生産する際にも環境に優しいのが自然素材です。
もともと自然界に存在しているものを加工するだけで出来上がるからです。
このように、人にも環境にも優しいのが自然素材の住宅のメリットと言えるでしょう。

□自然素材の住宅を建てる際の注意点とは

最後に、自然素材の住宅を建てる際に注意すべきポイントをご紹介します。

まず、手入れのしやすさや耐久性にも配慮して選ぶことでしょう。
自然のものを使っているので、時間が経つにつれて素材の状態も変化します。
例えば、無垢材は湿度の影響で反りや割れが生じる場合があるでしょう。
定期的にメンテナンスをすることで長持ちするため、手入れがしやすい素材をチェックしておくことをおすすめします。
また、シックハウス症候群やアレルギー症状を軽減させることは可能でも、完全に抑えることはできないということも念頭に置いておきましょう。