2020.07.16 家づくりの豆知識
注文住宅の予算の決め方とは?松本市の業者が解説します!
注文住宅の購入を検討中の方で、注文住宅を買うためにかかる費用について気になっている方は多いのではないでしょうか。
注文住宅を考える上で、事前に予算を決めることは大事ですよね。
そこで今回は、松本市のハウスメーカーが注文住宅の予算の決め方を詳しく紹介します。
□予算の内訳とは
注文住宅にかかる費用は、大きく3種類に分けられます。
予算を決める前に、これら3つの費用について理解しておきましょう。
*本体工事費用
本体工事費用とは家を建てるためにかかる費用であり、総費用の75パーセントと大きな割合を占めます。
例えば、住宅の基礎構造や屋根の外装部分、窓、ドア、配管や空調工事といった建物そのものの工事です。
建築会社が広告で出している住宅単価とは、この本体工事費用のみを表示したものが多いです。
そのため、費用について知らない人は広告に書かれているものが総費用だと勘違いしてしまわないように注意してください。
広告に出ている費用に、その他の費用が加わると考えた方が良いでしょう。
*付帯工事費用
付帯工事費用とは、建物以外の工事にかかる費用であり、総費用の15パーセントを占めます。
庭や門、駐車場の周りに関わる工事や、エアコンやカーテン、照明の建物の設備に関わる工事にかかる費用が含まれます。
付帯工事費用は自分の家族の要望や建築会社によって費用が大きく変わるので、十分な検討と相談が必要でしょう。
*諸費用
諸費用とは建物や建物以外の工事以外の費用で、総費用の10パーセントを占めます。
これは注文住宅を建てたことによる税金や契約時にかかる手数料、家具や家電にかかる費用を指します。
これらの諸費用は、現金で支払うものが多いでしょう。
事前に、家を建てる地域の自治体に税金について確認したり、手数料に関して建築会社に確認したりすることをおすすめします。
□注文住宅の予算の決め方とは
注文住宅の予算を決める時は、家計に負担のない住宅ローン借入額を考えた上で、予算を決めましょう。
住宅ローンは、毎月かかるお金です。
そのため、自分の年収やライフスタイル、貯蓄とのバランスを見て、毎月返済できる金額を合わせて、生活に支障の出ない程度の注文住宅の予算を決めることをおすすめします。
そこで、主な予算の決め方をご紹介します。
予算の決め方の1つとして、まず毎月の返済額と理想の返済期間の組み合わせを考えましょう。
そこから逆算して、注文住宅の予算を決めることが可能になります。
また、日常的に家計簿をつけることをおすすめします。
なぜなら、家計簿をつけることで1ヶ月にかかる生活費を把握でき、住宅ローン借入額や注文住宅の予算を決める時に役立つからです。
注文住宅の購入を検討する前から、マイホームの購入の未来を見据えて、準備することが良いでしょう。
□予算内で賢く家を建てる方法とは
注文住宅を建てる時に予算がオーバーすることは避けたいですよね。
そこでかかる費用を節約しつつ、理想の家を実現するコツを紹介しましょう。
1つ目のコツは、設備機器のグレードのメリハリを決めることです。
設備機器のグレードは、安いものから高いものまで幅広く販売されています。
新築の注文住宅を建てる時、設備機器を最新のもので揃えたいとお考えの方が多いのではないでしょうか。
実際、新品から少しグレードを下げても、機能に大きな差はありません。
そこで、自分がこだわる部分と妥協する部分を考えて、グレードのメリハリをつけましょう。
例えば、エアコンはグレードが高いものを設置する一方で、洗濯機はグレードを下げて設置すれば予算のバランスをとれますよね。
このように、設備機器のグレードにメリハリをつけることで、少しずつ費用を抑えられます。
2つ目の方法は、シンプルな形状の建物にすることです。
もしも、L字型の複雑な建物を建てると、高額な費用がかかります。
しかし、正方形や長方形のシンプルな建物なら、比較的安価です。
また、シンプルな建物は耐震性が優れているメリットもあるでしょう。
3つ目のコツは、水回りを集中させることです。
もしも、キッチンを1階に、お風呂や洗面所を2階に設計すると、配管が複雑になり、より費用がかかってしまいます。
そのため、1階にキッチンやお風呂、洗面所を集中させることで、配管工事の費用を安く抑えられるでしょう。
4つ目のコツは、部屋数を多くしないことです。
部屋を多く増やすと、その分、壁を作る費用や間取りの費用がかかってしまいます。
この問題は1部屋ごとを広く設計することで、解決できるでしょう。
また、部屋を広くすることで、奥行きが生まれ、広々とした部屋でくつろげるメリットがあります。
□まとめ
注文住宅にかかる費用の概要や、予算の決め方をご理解いただけたでしょうか。
予算を決める場合は、家計に負担がかからない金額にすることが最も大事です。
また、予算を決めたら、その予算内に収まるように、自分がこだわる部分と妥協する部分を考えて、設計することが大切でしょう。
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