2020.05.23 家づくりの豆知識
高断熱で高気密の注文住宅のメリットとは?松本市の業者が解説します!
松本市に注文住宅を建てたい方は必見です。
注文住宅を検討するにあたり、高断熱・高気密の家について気になっている方もいるのではないでしょうか。
しかし、名前は聞いたことがあっても、詳しく知らない方がほとんどでしょう。
今回は、高断熱・高気密の注文住宅のメリット、デメリットについて解説します。
□高断熱・高気密の注文住宅のメリットとは
高断熱の家とは名前の通り、家の外壁などに断熱性の高い材料を用いることで、断熱性を高める取り組みのなされた家です。
高気密の家は、家の隙間を減らす工夫を凝らして作られた家のことです。
家の隙間は、壁や天井、窓枠などに意外と多く存在するものです。
そのため、取り組み次第で家の気密性を高める余地は十分にあると言えるでしょう。
高断熱・高気密がセットで考えられるのには理由があります。
室温を整えるという目的に対し、どちらかのみを対策するのでは不十分だからです。
高断熱と高気密の両方がそろってこそ、その効果を発揮するのです。
ではそのような家には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、省エネであるというメリットがあります。
外気の温度の影響を受けにくいため、あまり空調を頼らずに済むでしょう。
やはり、暑さと寒さに強いことは省エネにつながります。
また、室内の温度差の抑制にもつながるでしょう。
一般的に空調は生活する部屋のみに使いますよね。
すると当然、他の部屋との温度差が生まれますよね。
一方、高断熱・高気密の家では、空調を使っていない部屋もある程度の温度に保たれます。
部屋ごとの温度差を減らすと、冬の寒い時期のショック死などのリスクも避けられます。
さらに、遮音性の高さもメリットの1つでしょう。
子供のいる家庭は、どうしても近所への音を気にしてしまいますよね。
高気密の住宅では音も遮断されやすくなりますので、安心して暮らせるはずです。
他にも、結露の発生を抑制してくれる点は魅力です。
冬場の結露は、実は大きな問題です。
水滴による家の傷みや、カビの発生による健康被害の恐れがあるためです。
結露は家の内外の温度差によって生じるものですので、やはり断熱、気密の家では発生しにくくなります。
□高断熱・高気密の注文住宅のデメリットとは
まず、傾向として開放感が少ないということはデメリットでしょう。
基本的に、壁よりも窓の方が外の気温の影響を受けやすいです。
そのため、断熱のことを考慮すると窓の面積は狭い方が良いというのが一般的です。
窓が少ないと、家の中の開放感はやはり減ってしまいますよね。
また、断熱材の費用が高いという点にも注意が必要です。
断熱材だけでなく、窓や窓のサッシにも断熱、気密を求める場合、さらに費用がかさみます。
しかし、光熱費や家のメンテナンス費が抑えられることを思えば、それほどの負担ではないかもしれません。
さらに、換気にも気を付ける必要があります。
昔の家の接着剤には有害物質が含まれているケースもありました。
今は十分に抑えられていますが、他にもカビの付着など、空気の循環が悪いと健康被害の恐れがあります。
気密性の高い家に住むのであれば、より換気は重要でしょう。
他にも、日差しによる熱がこもりやすいことはデメリットでしょう。
特に夏場は注意が必要です。
昼間にこもった熱が夜になっても抜けない場合、かえって空調代が高くなってしまうかもしれません。
□断熱材を選ぶ際の注意点とは
断熱性を高めるためには、良い断熱材を選ぶ必要があります。
では、断熱材を選ぶ際に注意すべき点はどのようなことなのでしょうか。
*断熱材が使われる場所
まず、断熱材が使われている場所に注意しましょう。
壁に使われているのは言うまでもありませんが、他の部分にも注目しましょう。
天井の断熱、床の断熱のために断熱材が使われているか確認しましょう。
*誰が施工するのか
断熱の施工を誰が行っているか確認しましょう。
工事の質が保証されるのは、やはり断熱専門の業者が工事を行っている場合でしょう。
*厚みに注意する
断熱材の厚みにも注意しましょう。
基本的に、断熱材が厚いほど断熱性能は高くなります。
性能の低い断熱材でも、分厚くすれば断熱性は高まるということですので、断熱性の情報を鵜呑みにするのは危険かもしれません。
また、あまりに分厚い壁ですとその分家の中の面積が減ることになりますのでご注意ください。
*長持ちするか確認する
断熱材が長持ちするかどうかも注意しましょう。
正確には、断熱材の劣化による気密性の低下です。
長く住み続けるのであれば、長期的な視点も持つべきですよね。
20年以上たった後の気密性についても確認してみましょう。
□まとめ
高断熱・高気密の注文住宅の特徴について解説しました。
そのような家のメリットは、省エネ、家が長持ちしやすいなどですね。
一方、窓の小ささによって開放感が減ることや、断熱材の費用がかさむことなどがデメリットとして挙げられます。
断熱材を選ぶ際には、使われる場所、断熱性能などを十分確認しましょう。
次の家づくりの豆知識は ⇒ こちらをご覧ください。