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2024.03.30 家づくりの豆知識

注文住宅で叶える理想のお風呂空間ってどう作る?お風呂の種類から失敗例まで解説!

生活をより快適なものにするためには、お風呂空間にこだわる必要があるといっても過言ではありません。
注文住宅では、お風呂空間の素材やデザイン・機能に関して細かな要望に応えられるため、ご自身の理想とするバスルームを実現できます。

この記事では、注文住宅でのバスルームの選択肢と、デザインと機能性を兼ね備えた理想のバスルームを実現するためのポイントについてご紹介します。

□注文住宅で選べるお風呂の種類

 

注文住宅では、バスルームのタイプを自由に選ぶことが可能です。
ここでは、バスルームタイプの種類として、ユニットバス・ハーフユニットバス・在来風呂の特徴について解説します。

 

1:ユニットバス

ユニットバスは、あらかじめ工場で製造されたパーツを現場で組み立てるタイプのバスルームです。
施工が迅速で、コストパフォーマンスに優れ、防水性や断熱性が高い点が特徴です。
ただし、大きな変更は難しく、デザインの自由度には限りがあります。

 

2:ハーフユニットバス

床や浴槽、壁の下部は工場製のパーツで統一され、天井や壁の上部は自由にデザインできるのがハーフユニットバスの特徴です。
メンテナンスのしやすさとデザインの自由度を両立させられますが、ユニットバスに比べるとバリエーションが少ない点に注意が必要です。

 

3:在来風呂

完全にオーダーメイドで作られる在来風呂は、デザインや素材・サイズに制限がないため、最も自由度が高いバスルームです。
ヒノキの浴槽や特殊なタイルを使ったデザインなど、個性的なバスルームを実現できますが、その分コストが高くなりがちで、工期も長くなる傾向にあります。

 

□理想のお風呂を作るポイント

 

納得のいくバスルームを設計するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、配置・窓・浴室の広さ・色合い・照明、そして掃除のしやすさに焦点を当て、理想のバスルームづくりのためのコツを紹介します。

*お風呂の配置と窓

バスルームの配置は、住宅全体の快適性に大きく影響します。
通常、バスルームは北側に配置されることが多いですが、その場合は換気や採光を確保するための窓の設置が必要です。
窓はプライバシーを保ちつつ、自然光を取り入れられるよう慎重に選ぶ必要があります。

*浴室の広さ

浴室の広さは、使用する人の数やライフスタイルによって異なります。
一般的なサイズは1坪程度ですが、より広いスペースを好む場合は、1.25坪や1.5坪といったオプションも検討可能です。
広さを決める際は、将来のライフスタイルの変化も考慮に入れておきましょう。

*バスタブ・壁・天井・床の色合い

ユニットバスやハーフユニットバスを選ぶ場合でも、色の選択肢は豊富にあります。
清潔感のある白や、落ち着いた雰囲気のグレーなど、お客様自身の好みに合わせて選べます。

*照明

バスルームの照明は、機能性とデザインの両方を考慮する必要があるため、明るさだけでなく、色温度や照明の位置も大切です。
リラックスできる空間を作るためには、調光機能が付いた照明や、間接照明を取り入れるのも1つの方法です。

*掃除のしやすさ

日々のメンテナンスを考えると、掃除のしやすさは非常に重要です。
床や壁の素材選び、シャワーの位置、浴槽の形状など、掃除を容易にするための設計を心掛けましょう。

 

□注文住宅のお風呂設計でよくある失敗例

 

注文住宅でのバスルーム設計において、理想の空間を目指しながらも失敗に陥るケースは珍しくありません。
ここでは、設計段階で注意すべき一般的な失敗例と、それを避けるためのアドバイスを紹介します。

 

1:窓の掃除が大変

多くの人が見落としがちなのが、窓の掃除のしやすさです。
通風や採光を考えて窓を設置することは大切ですが、その後のメンテナンスも考慮に入れる必要があります。

特に、バスルームは湿気が多いため、窓の掃除が頻繁に必要とされています。
掃除がしやすい窓のデザインや、掃除の手間を減らす工夫をすることが大切です。

 

2:鏡の設置失敗

バスルームに鏡を設置する際は、その利用目的を明確にすることが重要です。
使用頻度が低いにもかかわらず大型の鏡を設置してしまうと、掃除の手間が増えるだけでなく、空間を圧迫する原因にもなります。

また、湿気に弱い材質の鏡を選んでしまうと、経年劣化で見た目が損なわれることもあります。
鏡のサイズや材質は慎重に選びましょう。

 

3:バリアフリーを考慮しない

将来のことを考えて、バスルームをバリアフリー設計にすることは非常に重要です。
手すりの設置や段差の解消は、年齢を重ねた時に大きな安心感を提供します。
初期段階からバリアフリーの要素を取り入れることで、後からの改修費用を抑えられます。

 

4:サイズの誤算

バスルームのサイズを過大評価してしまうと、無駄なスペースが生まれ、掃除の手間が増えたり、コストがかかったりするデメリットがある一方で、狭すぎると使い勝手が悪くなります。
バスルームのサイズは、実際の生活スタイルを考慮して慎重に決めることが重要です。

 

5:色選びの失敗

バスルームの色合いは、空間の印象を大きく左右します。
暗すぎる色は、スペースを狭く見せがちで、汚れも目立ちやすいです。
明るく清潔感のある色を選ぶことで、バスルームを広く見せる効果があります。

 

□まとめ

 

注文住宅でのバスルーム設計は、デザインと機能性を両立させることが求められます。
失敗例を参考にしながら、お客様自身のライフスタイルに合った理想のバスルームを実現しましょう。

窓の掃除のしやすさや、バリアフリーの考慮、適切なサイズ感と色選びに注意を払うことが、長期的に満足できるバスルームをつくるカギです。

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