2024.03.23 家づくりの豆知識
注文住宅の外壁材はどう選ぶ?種類や色のポイントをご紹介!
自分だけの空間を大切にし、住まいには個性と品質を求める人にとって、注文住宅の外壁選びは重要なプロセスの1つです。
デザイン性・機能性・コストパフォーマンスの3つの柱を軸に、最適な外壁材を選ぶことは、自分のライフスタイルに合った理想の住まいを実現する上で欠かせません。
この記事では、人気の外壁材の特徴や選ぶポイント、そして色がもたらす効果についてご紹介します。
□注文住宅で人気の外壁材って?
外壁材は家の顔ともいえる部分で、その選択は住宅全体の印象を決定づけます。
ここでは、注文住宅で人気の高い7種類の外壁材について解説します。
1:タイル・レンガ
タイルやレンガは、重厚感と高級感を演出できる外壁材です。
これらは、洋風や和モダン調の住宅によく合い、耐久性に優れ、メンテナンスの手間がほとんどかからないというメリットがあります。
ただし、他の外壁材に比べて初期費用が高い点を考慮する必要があります。
2:ガルバリウム
ガルバリウムは、防水性・防食性に優れた金属製の外壁材で、モノトーンの色合いでシックな印象を与えます。
メンテナンスも水洗いで簡単に行えるため、手軽さを重視する人に適しています。
3:モルタル
モルタルは、独特の質感を生み出せる外壁材です。
職人による手塗りで仕上げられ、塗り方によってはオリジナルの風合いを演出できます。
ただし、ひび割れや汚れが発生しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
4:塗り壁
塗り壁は、天然素材を用いた外壁で、自然な風合いと温かみが魅力です。
アレルギー対策にもなりますが、劣化や汚れが目立ちやすいため、メンテナンスには注意が必要です。
5:ALC
ALCは、断熱性・耐震性・防音性に優れた外壁材です。
軽量で取り扱いやすいが、吸水性が高く、継ぎ目のサビに注意が必要です。
6:羽目板(板張り)
羽目板は、木の温かみを感じさせる外壁材です。
ナチュラルな雰囲気を楽しめますが、木材特有の腐食や色褪せには定期的なメンテナンスが必要です。
7:サイディング
サイディングは、多様な材質とデザインが特徴の外壁材です。
耐震性や耐火性に優れていますが、ひび割れには注意が必要です。
□外壁材を選ぶ時のポイント
新築の外壁素材を選ぶ際には、デザイン性と機能性、そして価格・予算のポイントを特に考慮することが重要です。
これらの要素は、住宅の外観に大きな影響を与え、長期的な満足度を左右するためです。
*デザイン性
外壁は住宅の最も目立つ部分であり、そのデザインは家全体の印象を決定づけます。
デザイン性を選ぶ際には、個人の好みだけでなく、周囲の環境にも適合するようなスタイルを選ぶことが大切です。
時には、将来のリセールバリューを考え、あまり流行に左右されない普遍的なデザインを選択するのも1つの方法です。
*機能性
外壁素材は、その材質によって持つ機能性が異なります。
例えば、耐久性や断熱性、遮音性などは素材選びにおいて重要な考慮点です。
また、セルフクリーニング機能を持つ素材を選ぶことで、外壁のメンテナンス負担も軽減可能です。
実際の生活環境やニーズに合わせた機能性を備えた外壁材を選びましょう。
*価格・予算
外壁素材の価格は幅広く、予算に応じて選択肢が変わってきます。
初期費用が高くても、長期的にメンテナンス費用が低く抑えられる素材を選ぶことで、トータルコストを考慮した選択が可能です。
また、予算内で最大限のデザイン性と機能性を追求するために、複数の素材を組み合わせるなどの工夫も効果的です。
□外壁材は色で印象が変わる!
外壁の色は、家の第一印象を決定づける重要な要素です。
色にはそれぞれ異なる心理的影響があり、選択する色によって住宅の魅力を大きく引き出せます。
ここでは、外壁に用いられる代表的な色とその印象、メンテナンスのしやすさについて紹介します。
1:グレー
グレーは汚れが目立ちにくく、シックで落ち着いた雰囲気を演出できる色です。
メンテナンスの手間を省きたい方やスタイリッシュな外観を求める方に最適です。
2:ネイビー
ネイビーはモダンでおしゃれな印象を与え、特に白との組み合わせが人気です。
紫外線による色あせを考慮し、耐久性の高い塗料を選ぶことが重要です。
3:ベージュ
ベージュは柔らかく気品のある印象を与えます。
和風から洋風まで幅広いデザインにマッチしますが、他の色をアクセントとして取り入れることで、より魅力的な外観を創出できます。
4:ブラウン
ブラウンは温かみがあり、自然と調和する穏やかな印象を与えます。
素朴な美しさを引き立てる色で、特に木質系の素材との相性が良いです。
5:ブラック
ブラックは高級感とモダンさを演出する色です。
シャープな印象を求める場合に適していますが、汚れが目立ちやすいため、メンテナンスには注意が必要です。
6:ホワイト
ホワイトは清潔感と明るさを提供し、どんな環境にも馴染みます。
しかし、最も汚れが目立つ色の1つであるため、定期的な清掃が不可欠です。
これらの色を選ぶ際には、家のスタイルや周囲の環境、メンテナンスのしやすさを考慮し、自分のライフスタイルに合った最適な選択をすることが大切です。
□まとめ
外壁材の選択では、デザイン性・機能性・コストパフォーマンスを重視するとともに、色選びが非常に重要です。
色は外壁の印象を大きく左右し、住宅の全体的な雰囲気を決定づけます。
各色の特徴を理解し、ご自身の好みやライフスタイルに合った色を選ぶことで、快適で満足のいく住まいを実現できます。