2024.01.23 家づくりの豆知識
注文住宅での暮らしの質は間取りが決める!決めるコツやチェックポイントについて
注文住宅で始める新しい生活の質に、間取りは大きく影響します。
玄関・部屋・リビング・水回りなど、家の中では行き来する場面が多く見られるため、それらの往復をいかに快適にできるかで生活の質は変わるのです。
この記事では、生活の質を高めるための間取り設計について、間取りを考える時のステップからコツまでを一挙にご紹介します。
□注文住宅の間取りを考える最初のステップ
注文住宅の間取り計画において最初に決定すべき要素は、「玄関の方角」・「水回りの位置」・「リビング階段」の3点です。
これらの要素は住まいの快適性と機能性に直接影響を及ぼし、住宅全体の印象を大きく左右します。
*玄関の方角
玄関の方角を決める時は、土地がどの方角に接道しているかを考慮することが重要です。
北道路に面した土地では北向きの玄関が一般的ですが、プライバシーの観点から別の方向に設けることもあります。
また、南道路に面している場合は、日当たりの良い南側をリビングに確保するため、東または西に玄関を設置する選択が多いです。
*水回りの配置
郊外の広い敷地では1階に水回りを配置するのが一般的ですが、日当たりが悪い土地や都心の狭小地では、水回りを2階に集めることで快適なリビング空間を確保できます。
ただし、水回りを2階に集めてしまうと、介護時の行き来や建設コストの増加などのデメリットが発生するため、将来性を踏まえた上で配置を考えるようにしましょう。
*リビング階段
リビング階段の設計は、家族のコミュニケーションを促進し、空間をスタイリッシュに見せる効果があります。
モダンな雰囲気を作りたい方には、透明なガラスやらせん形状の階段をおすすめしますが、来客時のプライバシーの問題も考慮する必要があります。
□注文住宅の間取りを決める際のチェックポイント5つ
注文住宅の間取りを決定するにあたり、「採光・風通し」・「生活動線と将来の家族構成」・「家電や家具の配置」・「玄関と階段の配置」・「外構計画」の5つのチェックポイントを考慮することが必要です。
これらの要素は、住まいの質を大きく高めるための鍵となります。
1:採光・風通し
日常生活で過ごす時間が長いリビングなどの主要な部屋は、充分な日当たりを確保することが重要です。
また、家全体の風通しを良くするためには、各部屋に2つ以上の窓を対面配置で設置することをおすすめします。
2:生活動線と将来の家族構成
日々の生活をスムーズにするためには、家族1人1人のライフスタイルを考慮した間取りの設計が欠かせません。
お子様がいるご家庭や多世代住宅の方は、将来の家族構成の変化も視野に入れて、柔軟に対応可能な設計を心掛けることが大切です。
3:家電や家具の配置
家具や家電の配置を事前に計画することで、スムーズに生活空間の設計を進められます。
大型の家具や家電は、設置に必要な面積や高さが決まっていることから、事前の確認が欠かせません。
また、それに伴って必要となるコンセントの位置や個数も考えておく必要があります。
4:玄関と階段の配置
玄関の配置は、家全体の印象を決定づける要素の1つです。
道路やカーポートからのアクセスや来客時の動線を意識した配置を行うことをおすすめします。
また、最近の傾向では、趣味の道具やスポーツ用品を収納するスペースとして玄関を活用する場合が多いです。
玄関収納の大きさや位置もあらかじめ考えておくとスムーズな空間設計ができます。
階段の位置は、玄関の位置に応じて、他の部屋への動線を考慮して決定すると便利です。
5:外構計画
間取りを決める時のポイントと聞くと、どうしても家の中のことのみを考えてしまいますが、外構もこだわるべきポイントの1つです。
庭やカーポートのような、今は必要なくても将来的に作る可能性のある空間も踏まえて設計するようにしましょう。
快適な家づくりには、室内だけでなく屋外空間にもこだわることが大切です。
□注文住宅の間取りを決めるためのコツ
注文住宅の間取りを決める際には、土地の特性や周囲の環境、家族の要望を考慮した計画が重要です。
1:土地に合わせた間取りの決定
土地の特性を理解し、それに合わせて間取りを決めることが重要です。
例えば、北側に道路がある場合、日当たりを考慮してリビングの位置を決めるなど、土地の特徴を活かした間取りを考えます。
2:周囲の環境に合わせた間取りの検討
周囲の環境を考慮した間取り選びは、その後の生活の快適さを左右します。
人通りが多い地域ではプライバシーや騒音に配慮した部屋の配置や窓の位置を、自然豊かな地域ではその風景を生かした窓の配置をするなど、環境に合わせた間取りや窓の設置は欠かせません。
3:家族の優先順位を確認
家族全員にとって快適な家にするためには、間取りを決める段階から家族の意見や生活スタイルを反映させることが大切です。
家族間で意見が異なる場合は、話し合いを通して最適な妥協点を見つけることをおすすめします。
□まとめ
今回は、注文住宅の間取りを決める方法として、最初のステップである「玄関の方角」・「水回りの位置」・「リビング階段」の3つと、間取りのポイントや決めるためのコツを解説しました。
新しく注文住宅を建てる方にとって、間取り決めは理想を詰め込むために欠かせない重要な過程です。
現在のライフスタイルだけでなく、将来設計も踏まえた上で臨機応変に対応できる間取りを目指しましょう。
松本市周辺にお住まいの方で注文住宅や間取りの設計でお悩みの方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。