2023.10.30 家づくりの豆知識
注文住宅をお考えの方へ!外観の決め方をご説明します!
注文住宅を建てる際、苦戦することの一つが外観のデザイン選びです。
注文住宅の外観がなかなか決まらないという悩みを持つ方は少なくありません。
その背景には、注文住宅の外観デザインが難しい理由がいくつか存在します。
この記事では、その理由と、外観選びで失敗しないためのポイントを詳しく解説していきます。
□注文住宅の外観を決めるのに苦戦するのはなぜ?
注文住宅の外観デザインが難しい理由を理解することで、より適切な選択ができるようになります。
以下に主な理由を挙げてみました。
・実物を見てチェックできない
注文住宅の外観デザインは、完成するまで実物を確認できないのが大きな難点です。
洋服や自動車のように、店舗で実物を確認して選べないため、イメージとのギャップが生じることがあります。
しかし、最近の技術進歩により、3Dパースを使用してリアルなイメージを確認することが可能になってきました。
・面積効果によるイメージの違い
外壁や屋根の素材選びは、サンプルを基に行われることが多いです。
しかし、サンプルと実際の面積とで色の見え方が変わる「面積効果」が生じることがあります。
これにより、完成した際のイメージと異なることがあるのです。
・周囲の環境に左右される
注文住宅の外観デザインを考える際、周囲の環境や街並みも考慮する必要があります。
例えば、都心部と郊外では、適切なデザインが異なることが考えられます。
建物だけでなく、その周囲の環境との調和も重要なポイントです。
□松本市にお住まいの方へ!注文住宅の外観の決め方のポイント
外観デザインを選ぶ際のポイントを知ることで、失敗を避けられます。
*色は単一に、家の周囲の街並みを考慮する
外観の色選びは、シンプルなものから個性的なものまでさまざまです。
しかし、色を多用すると、統一感がなくなりやすいです。
また、周囲の環境との調和も考慮することで、長く愛されるデザインになるでしょう。
*自分の好みとの一致を確認する
自分の好みやライフスタイルに合った外観デザインを選ぶことが大切です。
例えば、和風の家には和の要素を取り入れるなど、自分の趣味や価値観を反映させることで、長く住み続けられます。
*経年変化やメンテナンスを考慮する
外観の素材や色には、経年変化が生じるものもあります。
そのため、メンテナンスのしやすさや耐久性を考慮して選ぶことが大切です。
*瞬間的なトレンドを追いかけない
流行りのデザインや色を取り入れるのも良いですが、瞬間的なトレンドに囚われすぎると、数年後に古臭く感じる可能性があります。
定番のデザインや色をベースに、アクセントとしてトレンドを取り入れるのがおすすめです。
*細部に凝り過ぎない
外観デザインにおいて、細部にこだわりすぎると、全体のバランスが崩れることがあります。
また、予算オーバーのリスクも考慮する必要があります。
□注文住宅の外観で気を付けるポイント
注文住宅の外観選びは、家の印象や住み心地、さらには将来のメンテナンス費用にも大きく影響します。
そのため、建設後に後悔しないよう、気を付けるポイントをしっかりと押さえておくことが大切です。
・素材選びとメンテナンスの関係性
外観の素材選びは、その家の印象を大きく左右しますが、それだけでなく、メンテナンスの頻度やコストも影響します。
基本的には1回で終わるメンテナンスでも、素材によっては複数回する必要があるものもあります。
あらかじめ自分が気になる素材のメンテナンス頻度を確認してみてください。
・立地や施工方法の影響
同じ素材やデザインでも、立地や施工方法によって外観の劣化の度合いや速さが大きく変わります。
場所や施工方法によっては、カビが発生しやすく劣化しやすい場所・方法もあります。
・外周部のケアと雑草対策
家の美しさを維持するためには、外周部のケアが欠かせません。
例えば建物の周辺に雑草が生えると、外観の印象が大きく下がります。
雑草が少量であれば自分で対処できますが、増えすぎると害虫が発生するかもしれません。
雑草の発生を抑えるために、防草シートや砂利を敷く、または定期的な草刈りを行うことが必要です。
また、雨水の滞留は、家の基礎や外壁に悪影響を及ぼす可能性があります。
適切な勾配や排水設備の整備を行い、水はけを良くすることが大切です。
・色味の選び方
外観の色は、家の印象を大きく左右します。
個性的な色を選ぶことで、独自の雰囲気を楽しめますが、周囲の環境や将来的な住み心地も考慮する必要があります。
過度に個性的な色は、時間が経つと飽きやすくなることも念頭に入れておきましょう。
また、周囲の家との調和も考えると、落ち着いた色味の選択がおすすめです。
・将来のメンテナンス費用を考慮
注文住宅の外観選びでは、初期費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用も考慮する必要があります。
特に、高価な素材や特別な施工方法を選んだ場合、メンテナンスの際の費用が高くなることもあります。
そのため、あらかじめどの程度の頻度でメンテナンスが必要で、その際の費用がどれくらいかかるのかを確認しておくことが大切です。
これらのポイントをしっかりと押さえ、後悔しない外観選びを心がけましょう。
□まとめ
注文住宅の外観選びは、多くの要因を考慮する必要があります。
しかし、適切な情報と注意点を押さえておけば、理想の住まいを実現できるでしょう。
上記のポイントを参考に、あなたの夢の家を手に入れてください。