2023.08.23 家づくりの豆知識
注文住宅を建てたい!愛犬が暮らしやすい家を建てる6つのポイントをご紹介!
人生の一大イベントとなる家づくりでは、家族全員が参加してみんなで家をつくることで思い入れのあるマイホームが完成します。
そして家族の中にはもちろん、大切な愛犬の存在も含まれるでしょう。
家族全員が暮らしやすい家というのは、愛犬も含めてみんなが快適に暮らせる家です。
そこで今回は、人も愛犬も暮らしやすい家づくりを目指して、愛犬が暮らしやすい家を建てるアイデアをご紹介します。
□まずは犬についてよく知る
愛犬が暮らしやすい家づくりにおいてまず何より大切なのが、犬のことをしっかり理解するということです。
愛犬に限らず、犬には好きなことやストレスに感じてしまうことがあります。
最初に犬のことを理解してから、愛犬の個性を尊重した家づくりに進みましょう。
*犬について
今でこそ多種多様な種類の犬がいますが、犬の祖先は狼です。
野生の狼の特性を色濃く受け継いでいる犬の特徴といえば、賢く従順でありながら好奇心旺盛であることが挙げられます。
また運動が大好きで、長時間の運動を必要とします。
普段の散歩の他にも、できるだけ動き回れる環境を用意することで、犬にとってストレスが溜まりにくくなります。
*犬が好きなこと
・お散歩
先述の通りもともと外の世界を走り回っていた犬は、今でも運動が大好きです。
中でも散歩は、外の世界に出て五感をたくさん刺激されるので、運動不足の解消だけでなくストレス軽減の効果ももたらします。
・自分の居場所
犬は縄張り意識が強いのは有名な話ですが、犬にも自分の居場所があると落ち着けます。
外飼いの犬に犬小屋が用意されるように、室内で過ごす犬にもパーソナルスペースが必要です。
*犬が嫌いなこと
・暑さ
犬は人間よりも体温が高く、さらに地面から近い場所に体があるので暑さの影響を受けやすいです。
さらに汗をかけないので、舌を出して口呼吸することでしか体温を調節できません。
そのため、人よりもずっと暑さに弱い生き物であることを覚えておく必要があります。
・留守番
群れで生活する狼の血を引く犬は、狼と同様に仲間と生活することに安心感を覚えます。
そのため、留守番で1人ぼっちになると不安に感じてしまいます。
□愛犬が暮らしやすい家づくりの6つのアイデア
そんな犬と暮らすためには、さまざまなことに気を遣う必要があります。
ここでは愛犬が快適に暮らせる家づくりのコツを、6つご紹介します。
1.たくさん運動できる動線を意識する
犬と暮らす上でまず何より大切なのが、たくさん運動できる動線を確保することです。
散歩の時以外でも走り回れるように、広いスペースを設けてあげるのが理想ですが、敷地が限られている場合は回遊動線を採用することで好きな時に運動できる間取りを実現できます。
また、愛犬が入ってはいけないスペースにしっかり対策を設けておくことも大切です。
走り回っていてテンションが上がっていても、入れないようにしておけば大切なものを壊されたりプライベートを邪魔されたりしません。
コンセントや突起など、愛犬が運動している時に怪我する可能性があるものがないかどうかも、しっかり確認しておいてください。
2.落ち着ける居場所も用意する
犬は穴の中のような、天井が低くて暗い場所に落ち着きがちです。
パーソナルな空間として犬専用のスペースを用意しておくと、愛犬も落ち着いて生活できます。
またスペースは家族の声がするリビングに設置すると、愛犬がなお安心できるのでおすすめです。
3.天然素材にこだわる
犬は人間よりも化学物質に敏感です。
誤って噛んだり舐めたりしたものが犬にとって有害では一大事です。
少しでもリスクを減らすためにも、天然素材にこだわって家を建てると、犬も人も健康で安心して暮らせます。
4.洗い場を設ける
特に室内で犬を飼う場合、室内が泥で汚れないように散歩帰りには愛犬の足を洗う方も多いでしょう。
犬専用の洗い場をウッドデッキと繋がる場所に設けておくと、愛犬を綺麗にしてスムーズに家に入れられます。
外の方がシャンプーしやすいという声もよく耳にします。
5.犬の足腰に負担のかからない家づくりを
犬の足には滑り止めはついていないので、ただのフローリングは犬にとって非常に足腰に負担がかかります。
できるだけ滑りにくい床材を採用してあげましょう。
また、老犬になって足腰が弱ったり目が見えにくくなったりすると、わずかな段差でもつまずいてしまいます。
ノンステップの家を実現するのは難しいですが、なるべく段差を小さくしたりスロープを用意したりすることで、愛犬の負担を軽減できます。
6.犬用の収納をたっぷり設置する
愛犬のためのグッズは量が多いうえに、臭いがする場合があるので、普段の収納スペースに一緒に置きたくないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな時のために犬用の収納スペースを設けておくと、気兼ねなく犬用グッズを増やせます。
□まとめ
愛する家族の一員である愛犬が一生を快適に送れるように、少しでも犬にとって良い家を建てたいですよね。
そのためにはまず犬について理解して、どのような間取りや動線にするかを考えてみるのがおすすめです。
ご紹介したアイデアもぜひご活用ください。