2023.06.16 家づくりの豆知識
意外と知られていない?注文住宅の玄関ドアについて紹介します!
注文住宅を建てる方で、玄関ドアをどのようなものにしようか迷われている方は多いのではないでしょうか。
デザインはもちろん、開け方や素材、機能などさまざまなことを考慮する必要があるので、なかなか決められませんよね。
そこで、今回は玄関ドアの種類や素材などについて見ていきましょう。
□玄関ドアの種類
玄関ドアとは言っても、ドアの形によっていくつかの種類に分類されます。
まずは、玄関ドアの種類を見てみましょう。
1つ目は、片開きドアです。
玄関ドアで最もポピュラーなものです。
四角い物から、少し丸みを帯びたものまで、さまざまなデザインがあります。
片開きドアはシンプルなので、種類の豊富さだけでなく価格も最もお手頃です。
シンプルな分、玄関ドアのデザインと色味がそのまま家の雰囲気に反映されるため、外観に合うデザインを選ぶ必要があります。
2つ目は、親子ドアです。
親子ドアとは、片開きドアの横に小さい扉がついている玄関ドアです。
メインの玄関ドアだけでなく、小さい扉も開けることができるので、広い開口部を設けることができます。
車いすで出入りする機会があったり、玄関で頻繁に大きい物を出し入れしたりすることが多い方は、親子ドアがおすすめです。
3つ目は、片袖ドアです。
片袖ドアとは、玄関ドアの横に大きいガラスが入ったドアを指します。
見た目は親子ドアとよく似ています。
玄関ドアの横に大きいガラスがあるため、明るい玄関にしたいという方におすすめです。
特に、玄関に窓を設ける場所がないというときに片袖ドアにすることで光を取り入れることができるので、魅力的な選択肢となるでしょう。
4つ目は、両開きドアです。
お店のように両開きできるドアもあります。
両開きドアは、親子ドアよりもさらに広い開口部を設けることができます。
ガレージではなく家の中に自転車やバイクを置きたいとき、広い開口部があると非常に重宝します。
また、重厚感を演出できるため、重厚感を出したいという方は、デザインのアクセントになるのでおすすめです。
□玄関ドアの素材
玄関ドアの素材は、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、木製です。
木製の特徴は、「経年変化を楽しめる」「高級感がある」「自然素材なので木目や色が唯一無二」の3つです。
価格は少し高くなり、メンテナンスが必要ですが、断熱性が高いというメリットがあります。
デザインと重厚感が人気ですが、自然素材なので、湿気を含みやすいです。
そのため、小さいお子様がいるご家庭では注意が必要です。
2つ目は、金属製です。
金属製の特徴は、「バリエーションが多い」「軽いのでドアを開け閉めしやすい」「耐久性が高く錆びにくい」の3つです。
しかし、断熱性が低いというデメリットがあります。
木製ドアと比較すると安価で耐久性も高いため、多くの方が採用されます。
そのため、同じ住宅地内で似ているドアを見かけることも多々あります。
オリジナリティを出したい方は、デザイン性の高いものを選ぶと良いでしょう。
□おすすめ!注文住宅で取り入れたいドアの機能
ここまでドアの種類や素材について紹介しました。
最近では暮らしを快適にするための機能がある玄関ドアがあります。
1つ目は、網戸付き採風ドアです。
ドア本体に網戸を付け、窓から自然の風を取り入れることができます。
玄関はトイレの次に臭いが気になる場所であり、湿気もこもりやすいため、カビの発生源になります。
玄関ドアを開けることで換気はできますが、暖かい時期は虫が侵入するだけでなく、防犯面においても危険です。
そこで、網戸が付いた玄関ドアにすることでそのような心配をすることなく換気ができるようになります。
2つ目は、スマートキーが付いた玄関ドアです。
最近、新築で定番になりつつあるスマートキーですが、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。
車のキーレスのように玄関ドアもリモコンやカードをかざすだけで鍵を開け閉めすることが可能になります。
便利なだけでなく、鍵穴がカバーで隠れているためピッキングの被害に遭う心配もいりません。
しかし、木製ドアや引き戸には対応していないので、スマートキーにしたい場合は金属製ドアになるという点に注意しましょう。
3つ目は、採光窓付きドアです。
日中は、照明を使用せずとも明るさを確保したいですよね。
しかし、中には方角や窓のサイズ制限により玄関に十分な光を取り入れられないケースもあります。
そのような時におすすめなのが、採光窓付きドアです。
窓とはいえ、中の様子は見えづらく、防犯上には問題ありません。
縦長のスリットがある採光窓が一般的ですが、おしゃれでユニークなものもあります。
ただ、窓の面積が広すぎると断熱性が低くなる可能性があるので注意しましょう。
□まとめ
玄関ドアには片開きや両開き、親子ドアなどさまざまな種類があります。
ご自身の生活スタイルに合ったドアの形を選んでください。
また、素材は木製か金属製の2種類です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、総合的に考慮すると良いでしょう。