2023.01.23 家づくりの豆知識
注文住宅を検討されている方へ!照明について解説します!
これから家づくりを始める方や設計段階の方も、照明をどうするかお悩みの方は多いのではないでしょうか。
照明の位置や種類、明るさなど考えることが多いので迷いますよね。
そこで、今回は注文住宅の照明についてご紹介します。
□基本的な照明計画の立て方
照明計画とは、照明の種類や場所について考えることを言います。
ここでは、基本的な照明計画の立て方についてご紹介します。
まずは、部屋のイメージや用途を考えます。
照明は部屋をおしゃれな雰囲気にするデザイン的な役割も担っていますが、十分な明るさを確保できないと、作業がしにくくなったり、周囲があまり見えなくなったりするので危険な状態になってしまいます。
特に、ご高齢の方が住む場合は、転倒事故の原因になることもあるでしょう。
必要な明るさは、生活する人のライフスタイルや年齢、家族構成によって変わるので、部屋のイメージや用途とすり合わせて検討しましょう。
次に、照明器具の種類を選びます。
照明計画のおおよそが決まったら、次は具体的にどのような照明にするか選びましょう。
照明の種類については、次の章で詳しくご紹介します。
最後に、照明の配置を検討します。
使いたい照明を選んだら、それをどの部屋に、どの位置に設置するかを決めましょう。
照明の高さと位置は、家を建てた後に変更するのが難しいので、しっかりと確認することをおすすめします。
□照明の種類について
ここからは、照明の種類についてご紹介します。
照明の種類によって、光の照らし方や部屋に与える効果は変わるので慎重に選びましょう。
1つ目は、シーリングライトです。
シーリングライトは、ドーム型やフラットな四角形をしている照明で、天井の中央に設置します。
サイズのバリエーションも豊富なので、広いリビングから狭い脱衣所まで、広さに関係なく設置できるのが魅力です。
しかし、天井から出っ張った状態で付けるので、照明器具の存在感が気になってしまう可能性もあります。
すっきりとした印象にしたい場合は、いくつかのダウンライトで代用するのが良いでしょう。
2つ目は、ダウンライトです。
天井に埋め込む小型の照明で、器具自体があまり目立たないのでどのような部屋のデザインにも適します。
リビングやキッチン、廊下などさまざまな場所に設置できるので、天井がスッキリし、部屋を広く見せる効果があります。
しかし、1つのダウンライトの光量は少ないので、明るくしたい場合は、複数でまとめて設置しましょう。
3つ目は、ペンダントライトです。
ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明です。
主にダイニングテーブルやキッチンカウンターの上に設置し、その下をスポットライトのように照らします。
電球色の照明を選ぶと、シックでおしゃれな雰囲気になります。
4つ目は、ブラケットライトです。
壁に取り付けて周囲を照らしながら壁に影ができるため、間接照明のような雰囲気づくりができる照明です。
照明を目につく位置に設置するので、壁の飾りとしての役割も担ってくれます。
□注文住宅の照明の後悔ポイント
最後に、照明で後悔しやすいポイントをご紹介します。
1つ目は、ダイニングテーブルの位置がずれたことです。
ダイニングの照明について考える際、テーブルの中心に照明を配置するように設計しますが、テーブルの大きさや位置が変わると、照明の位置との間にズレが発生します。
ずれてしまうとテーブルの明るさにムラが生まれてしまい、外観上の見た目も悪くなってしまうので、テーブルの寸法や種類を決めましょう。
2つ目は、暗くなってしまったことです。
間接照明を多く使用した家によく見られる後悔ですが、雰囲気を重視しすぎて、部屋全体が暗くなり、生活に支障が出ることがあります。
家を建築する満足度を高くするためにはデザインも大切ですが、本を読んだり、パソコンを読んだりするために必要な明るさを確保することが重要です。
本を読む場所にはスポットライト的にダウンライトを設置したり、暗い場所にはコンセントを設置して建築後にフロアランプを設置したりして、対策を施しましょう。
3つ目は、照明スイッチの位置を間違えたことです。
例えば、リビングから2階に上がる際に階段の入り口にスイッチがないと、一度リビングの電気を消し、真っ暗な中で階段を上る必要があります。
また、寝室の照明スイッチを入り口に1つ設置していたため、就寝時に一度ベッドから出なければならなくなったという後悔もあります。
このことから、照明スイッチの位置は、動線をイメージしながら検討すると後悔なくスイッチを設置できるでしょう。
□まとめ
今回は、注文住宅で悩みが多い照明についてご紹介しました。
たくさんの照明があるので、部屋の用途によって照明の種類や明るさを検討しましょう。
ぜひこの記事を参考にし、後悔のない照明計画を行ってくださいね。
また、松本市周辺で注文住宅を検討されている方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。