2022.10.30 家づくりの豆知識
松本市で注文住宅を検討されている方へ!和室が必要かどうか悩んでいませんか?
注文住宅をお考えの方の中には、落ち着いた雰囲気の和室に憧れる方も多いと思います。
子供たちの遊び場として、休憩の場としてなど、和室は意外と便利な場所です。
この記事では、和室のメリット・デメリットをご紹介します。
和室が必要かどうか、ぜひ考えてみてください。
□和室のメリットとは
和室のメリットは「汎用性の高さ」です。
和室が一つあるだけで、座布団や小さな机を用意すれば客間、遊び道具を出せば子供部屋、押し入れから布団と枕を出せば寝室、そしてダイニングスペースにもなります。
急な来客があっても、座布団を敷くだけで和室を客間にできます。
襖で仕切ることで、簡単に生活感を排除できます。
来客が泊まっていく場合も、ダイニングスペースだけでなく、布団を敷くだけで簡単に寝室になりとても便利です。
来客のためだけでなく、布団を敷けば和室を自身の寝室や休憩部屋にもできます。
小さなお子さんがいれば、昼寝のスペースも確保できるでしょう。
畳には吸湿効果があるため、快適な空間を楽しめるはずです。
和室は洗濯物の取り込みや、アイロンやミシンなど、家事作業にも適しています。
押し入れなどの収納スペースがあれば、そこから取り出すだけでいつでも作業ができます。
家事は効率がかなり大事ですが、生活感を極力減らしたいという方におすすめです。
畳は柔らかい素材で、転んでも怪我をしにくいため、子供部屋にぴったりと言えるでしょう。
また、将来親御さんとの同居を考えるのであれば、安全で落ち着ける和室を設けるのはかなり得策と言えるはずです。
□和室のデメリットは何か?
今まで和室のメリットをご紹介してきましたが、残念ながら和室はメリットばかりではありません。
和室のデメリットについても理解した上で、本当に必要なのか見極めていきましょう。
まず1つ目のデメリットとしては、和室は定期的なメンテナンスの費用が必要であることが挙げられます。
まず、畳はフローリングと違い、定期的に張り替えが必要になります。
また、畳だけではなく、障子や襖、塗り壁などもメンテナンスに手間と費用がかかってしまいます。
畳1枚の張り替えだけでも8000円〜20000円ほどかかるため、和室をほとんど使わない場合は、その費用がほとんど無駄になってしまうことになります。
また、畳は柔らかい素材であるため、重い家具を置くと跡がついてしまいます。
子供部屋としては有用でも、子供が中高生になったときに勉強机が置けないこともあり、不都合が生じる可能性が高いです。
子供部屋特有の問題だけでなく、重い本棚を置くことができないなど、フローリングの部屋に比べて不便に感じることも少なくないでしょう。
制限されるのは、家具が置けないことだけはありません。
和室を設置することで、その分フローリングのスペースを奪うことになるので、間取りに制限が生じることもあります。
せっかく和室を作っても、他のスペースが小さくなって不便に感じてしまう様では本末転倒です。
大切なのは、メリットやデメリットをしっかりと鑑みた上で、「和室を使いたいかどうか」を考えることです。
□和室の主なデザイン・使い方について
リビングに和室を併設するならば、畳とフローリングに段差を作って、小上がりタイプの和室にする方法があります。
段差を作ることによって、そこに腰掛けてくつろぐことも可能です。
畳の色を緑っぽいものではなく茶色っぽいものにするなど工夫することで、洋風のフローリングにも合いやすいのが魅力と言えるでしょう。
小上がり和室を設けることで、段差ができ、収納のスペースが確保できるというメリットもあります。
「和室は好きだけれど、正座はなるべくしたくない」という方もいるでしょう。
そんな方には、畳の真ん中に穴を開ける様にして、掘りごたつ付きの和室とするのがおすすめです。
座敷タイプの焼肉屋さんや、お好み焼き屋さんによくありますが、家族との食事はもちろんのこと、本を読んだり勉強したりするのにも使えます。
来客があった際にも恥ずかしくない食事・くつろぎのスペースになるはずです。
小さな子供をお持ちの親御さんにとって、子供が目の届くところにいるかいないかでは安心感が大きく違うはずです。
子育て世代に人気なのが、リビングと和室を隣り合わせにするという方法です。
子供が遊んでいても、リビングにいながらそれを見守ることができるのはとても安心でしょう。
また、子供が昼寝する場合にも、遠くの寝室まで連れていく必要が一切なく、布団を敷いて寝かすだけで良いですし、畳は柔らかいのでそのまま寝かせることも可能です。
□まとめ
今回は、注文住宅を検討されている方に、和室が必要かどうか、メリットとデメリットを解説しました。
和室にはさまざまなデメリットもあり、使わなければ無駄になってしまうものですが、逆に和室で暮らしたいと思っている方には最適な環境です。
松本市で注文住宅を検討されている方は、ぜひ当社にご相談ください。
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