2021.04.16 家づくりの豆知識
松本市で注文住宅をお考えの方へ!高気密高断熱住宅で快適に過ごしましょう!
夏季や冬季は特に冷暖房設備による費用がかかり、お困りの方も多いのではないでしょうか。
このようなことでお困りの方に紹介したいのが、高気密高断熱住宅です。
こちらは、住宅の気密性能、断熱性能が高いことで様々な問題を解決してくれます。
そこで今回は、高気密高断熱住宅の特徴とメリットについて紹介します。
□高気密高断熱住宅の特徴とメリットとは
まず、高気密高断熱住宅の特徴とメリットについて紹介します。
そもそも、高気密高断熱とは、気密性能が高く、断熱性能も高いことを意味します。
住宅における高気密とは空気の出入りが少なく、高断熱とは室内外の温度の出入りが少ないことです。
この2つの性能が高い住宅のことを高気密高断熱住宅と呼びます。
こちらの高気密高断熱住宅には、3つの大きなメリットがあります。
1つ目は、冬でも暖かいことです。
当然住宅内で快適に過ごすためには、太陽光を取り入れることや冷暖房設備を稼働させることが必要です。
しかし、こちらの機能を備えた住宅では、室内が暖まりやすく、比較的簡単に快適な温度を維持できます。
加えて、住宅内全体の熱が逃げにくい特徴により、住宅内の温度を均一に保つことも容易になりますね。
2つ目は、健康に過ごせることです。
最近の研究では、居住者の健康には住宅内の室温が大きく関係していることが示されています。
例を挙げると、室温の高い住宅と低い住宅では、血圧心電図など多くの項目で明確な差が表れると国土交通省からの報告で示されています。
また、冬季には住宅内においての、事故の要因の1つにヒートショックがあります。
こちらは、室内温度の差によって血圧が急激に変化することで引き起こされます。
高気密高断熱住宅では、住宅内の温度差の発生を防げるため、このような事故も防げますね。
3つ目は、家計に優しいことです。
夏季の冷房や冬季の暖房は多くの電力や燃料を必要とするため、多くの費用がかかります。
高気密高断熱住宅では、少ない冷暖房の稼働で室温を快適な温度にできるため、このような多くの費用が必要ありません。
例えば、昭和55年の省エネ基準の住宅と平成28年の省エネ基準の住宅の比較では、年間で8万円以上、長期的には300万円近くの費用を節約できるとされています。
□断熱工法の種類とは
次に、断熱工法の種類について紹介します。
*充填断熱工法
充填断熱工法とは、床下や屋根、外壁などの内側に存在する空間に断熱材を充填する工法のことです。
断熱材には、グラスウールやロックウール、セルロースファイバーなどの繊維系の断熱材が用いられます。
こちらの工法では、断熱用の空間を壁の外側に作る必要がないため、幅広いデザインの住宅に対応できます。
また、外張断熱と比較してコストが抑えられることもメリットです。
こちらの工法を採用する際の注意点としては、床下や天井、壁内など住宅すべての部分に隙間なく断熱材を充填することです。
断熱材に隙間が生じると、室内の暖かい空気が冷却され、壁内で結露が発生しやすくなってしまいます。
そのため、防湿フィルムをはり付けるなど、外からの空気が壁内に侵入しないような工夫が必要となるでしょう。
*外張断熱工法
外張断熱工法は、住宅全体を外側から断熱材で包む工法です。
こちらは主に、寒い地域で採用されている工法です。
断熱材には、押し出し法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォームなど、ボード状の断熱材が用いられます。
こちらの工法のメリットとしては、気密性が高いことで結露が発生しにくく、住宅の躯体が痛みにくいことです。
また、住宅の外側に施工するため、内部の構造に自由度が増すことも魅力の1つです。
こちらの工法は、充填断熱工法と比べて初期コストを必要としますが、その後の長期的な冷暖房費用を考慮すると割高と言い切れないでしょう。
□高気密高断熱住宅を作る際の注意点とは
最後に、高気密高断熱住宅を作る際の注意点について2つ紹介します。
1つ目は、換気が重要であることです。
高気密高断熱住宅は、その気密性能、断熱性能により室内に空気がたまりやすい構造です。
そのため、空気中の化学物質やハウスダストも室内にたまりやすくなってしまいます。
シックハウス症候群を防ぐためにも、十分な換気を日常的に行うことは重要です。
2003年以降の住宅には、24時間換気システムの設置が建築基準法により義務づけられています。
また、24時間換気システムに頼るだけでなく、窓を開けるなどして換気すると良いでしょう。
意識して換気することを習慣づけておくと安心ですね。
2つ目は、石油ストーブの使用に注意することです。
冬の寒い時期などは、石油ストーブを使用する方も多いのではないでしょうか。
石油ストーブを使用すると、水分とともに二酸化炭素や有毒な燃焼ガスが発生します、
どのような住宅でも石油ストーブを使用する際には、ある程度の時間の換気が必要とされています。
高気密高断熱住宅では、特に外気が入りにくいため、石油ストーブの使用には注意が必要です。
このような住宅は、外気が入りにくいことで酸素が不足し、不完全燃焼することで一酸化炭素中毒の可能性も高くなるでしょう。
□まとめ
今回は、高気密高断熱住宅の特徴とメリットについて紹介しました。
年中快適で健康な生活を送りたい方には、高気密高断熱住宅がおすすめです。
注文住宅をお考えの際は、選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。
また、松本市で注文住宅の購入を検討される際には、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。
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