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家づくりの豆知識

2021.10.23 家づくりの豆知識

注文住宅をお考えの方へ耐震等級について解説します!

注文住宅をお考えの方の中で、地震に強い家づくりをしたいと思っている方も多いでしょう。
しかし、具体的にどのようにすれば耐震性の高い家に仕上がるのでしょうか。
耐震性を表す指標に「耐震等級」があります。
この記事ではその概要と重要性、それを向上させるためのポイントをご紹介します。

□耐震等級とは?

耐震等級とは、一言で言うと建物が地震に対してどれほどの強度を持っているのかを数字で表したものです。
これには1から3までのランクがあり、大きいほど強度が高いことを表します。

耐震等級1の住宅は建築基準法によって決められた最低限の強度を持ちます。
震度6強から7までの地震が起きても即倒壊しないと言われていますが、その後大規模な修繕や建て替えが必要とされることが多いです。

耐震等級2の住宅は耐震等級1の1.25倍の強度を持っているとされます。
震度6強から7までの地震が起きてもすぐには倒壊せず、一定の補修を加えることで住み続けられると言われます。

耐震等級3の住宅は耐震等級1の1.5倍の強度を持っており、強度が最高ランクです。
震度6強から7までの地震が起きてもすぐには倒壊せず、少しの補修で住む程度の被害に抑えられます。
私たちの暮らしで重要な役割を果たす消防署や警察署は耐震等級3の性能を備えています。

 

□耐震等級の重要性

ここまでの話を聞いて、「耐震等級よりも住まいのデザインを優先したい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、私たちの暮らしを維持する上で耐震等級は非常に重要です。

日本が地震大国であることはみなさんが知っていることと思います。
地震が頻繁に発生する地域に住んでいるため、地震対策が必須なのです。

実際、2016年に発生した熊本地震で大きな被害にあった住宅のほとんどは耐震等級が1もしくは2であったと報告されています。
逆に、耐震等級3の住宅はほぼ無害だったのです。

このように、地震からの被害を抑える上で耐震等級を高くすることは最も重要な対策だと言えます。
「地震に強いマイホームを作って快適な暮らしを維持したい」
こうお考えの方はぜひ耐震等級の高い家づくりを目指してみてください。

 

□耐震等級を高めるための4つのポイント

耐震等級は非常に重要だということをわかっていただけたでしょうか。
しかし、具体的にどのようにして住まいの強度を高くすれば良いのか、わからないですよね。
住まいの強度を高くするには以下の3つのポイントを意識しましょう。

・軽い建物を意識する
・壁を増やす
・床の耐震性を上げる

 

*軽い建物を意識する

1つ目のポイントは「軽い建物を意識する」ことです。
建物自体を軽くすることによって、耐震性を向上させられます。
なぜなら、建物が重いと地震が起こった際、触れ幅が大きくなってしまい、建物の損傷が激しくなるからです。

みなさんは鉄骨造やコンクリート造の建物より、木造の建物の方が地震に強いことを知っていますか。

これは建物が軽いことによって大きなダメージが与えられなかったことが理由なのです。
ですので、強度を高くしたいなら、軽い建物を意識することを検討すると良いでしょう。

 

*耐力壁を増やす

2つ目のポイントは耐力壁を増やすことです。
耐力壁とは、地震や風から受ける横からの力に抵抗する壁のことです。
これを取り入れることによって住まいの強度を高められます。

その理由は耐力壁の耐震性にあります。
耐力壁と言われるほどですから、この耐震性は通常の壁と比較して非常に大きいです。

しかし、耐力壁を導入する際に注意点があります。
それは「無計画に耐力壁を配置しない」ことです。
何も考えずに耐力壁を配置すると、耐震性に偏りのある建物になってしまう恐れがあります。

1部にだけ耐力壁が集まっているような建物は耐震性が逆に低くなってしまう恐れがあります。
1階と2階の耐力壁の位置をそろえたり、建物の四方に配置したりするなどしてバランスを考慮する必要があることを頭に入れておきましょう。

 

*床の耐震性を上げる

3つ目のポイントは床の耐震性を上げることです。
耐震性を上げる、と言われればみなさんが意識するのは壁や屋根ではないでしょうか。
しかし、床の耐震性を上げることも建物全体の耐震性にとって重要です。

なぜなら、壁と床はつながっているからです。
いくら壁や屋根の耐震性が高くても、それとつながっている床の耐震性が低いと、台無しになってしまいます。
建物の土台となる床が地震に弱いと、壁や屋根が地震に強くても揺れには耐えられません。

ですので、住まいの強度を上げるには床の耐震性も考慮に入れると良いでしょう。

 

□まとめ

耐震等級の概要と重要性、耐震等級を上げるためのポイントをご紹介しました。
当社が施工する住宅は耐震等級3の基準をクリアしたものばかりです。
地震に強い家づくりをお考えの方に満足していただけるようなサポートを提供します。
松本市で注文住宅をご検討の方はぜひ当社にご相談ください。

 

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