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2023.05.23 家づくりの豆知識

木造?鉄骨造?メリットとデメリットを解説します!

注文住宅を建てる際、多くの人が最初に悩むポイントが、住宅の「構造」選びでしょう。
住宅の構造として、一般的に採用されているものには「鉄骨造」と「木造」の2つがありますが、それぞれどのような造りなのでしょうか。
今回は、注文住宅の構造決めでお悩みの方に向けて、鉄骨住宅と木造住宅、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。
家の構造部分は、住宅の「基盤」となる大切な場所なので、慎重に検討していくためにもぜひこの記事を参考にしてください。

 

 

□鉄骨住宅と木造住宅の特徴

 

ここでは、鉄骨住宅と木造住宅の特徴について、それぞれ解説します。

まず、鉄骨造りとは、「鉄骨」を用いて住宅の主要な部分を組み立てている住宅のことです。
使用する鉄骨には、「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類があります。
軽量か重量かの違いは、鋼材の厚さが6ミリ未満か以上かの違いで、6ミリ未満のものは「軽量鉄骨」、6ミリ以上のものは「重量鉄骨」として扱われます。
一般的な工務店やハウスメーカーで使用されているのは「軽量鉄骨」ですが、「重量鉄骨」は広い空間を作りやすいのが特徴です。

 

一方で、木造住宅とは、住宅の主要な部分に木材を使用している住宅のことです。
日本の住宅で一般的に使われている構造は
木造住宅で、国内にある住宅のおよそ9割を占めています。
木造住宅の工法は大きく2種類に分けられ、日本古来の工法である「木造軸組工法」と、北欧由来の「2×4(木造枠組壁)工法」があります。

 

□鉄骨造住宅のメリット・デメリット

 

*鉄骨住宅のメリット

 

1.壁や柱を減らして開放感を演出できる

建物の主要な部分に頑丈な鉄骨が使われているため、木造住宅よりも住宅を支える壁や柱を少なくして建築することが可能です。
そのため、広いリビングや吹き抜けを取り入れやすいので、開放感のある住宅を実現できます。

 

2.一定の品質を保てる

鉄骨は各工場において一律で生産されているため、品質にブレが出ることがほとんどありません。
組み立てに関しても、工場で一定の部分まで組み立ててから、現場で残りを組み立てる形になるので、ハウスメーカーや職人の腕によって違いが生じにくいです。

 

3.火災保険料が木造住宅よりも安い

鉄骨造りの住宅では、火災保険料が木造住宅よりも安くなります。
火災保険の金額は、住宅に使われる素材の燃えやすさが大きく影響しているため、燃えにくい鉄骨の方が値段を低く抑えられるのです。

 

*鉄骨住宅のデメリット

 

1.建築コストが高い

鉄骨は木材よりも材料費が高く、工期も長引く傾向があるため、その分建築コストが高くなります。
これはリフォームの際にも同様のことが言えるため、全体的にコストがかさむと考えておくと良いでしょう。

 

2.断熱対策が必須

鉄骨は金属である分、木材よりも熱を伝えやすく、住宅の快適さを保つためには断熱対策が必須です。
また、開放感のために壁を薄くしたり減らしたりすると、その分気密性や断熱性は低下するため、デザインと機能性のバランスを上手くとらなければいけません。

 

3.地盤が弱い場合には地盤改良が必要

鉄骨は素材自体に重量があるため、住宅全体が木造よりも重くなってしまうのが大きな懸念点です。
重ければ重いほど地盤への負荷も大きくなるため、住宅を建てる土地の強度によっては、地盤改良工事が必要になることもあります。

 

□木造住宅のメリット・デメリット

 

*木造住宅のメリット

 

1.断熱性・調湿性が高い

木材は熱を伝えにくく、湿気を吸収してくれる効果があるので、高い断熱性と調湿性を誇っています。
そのため、1年を通して住宅を住みやすい環境に整えてくれるだけでなく、カビや結露の発生も防止してくれるのは大きなメリットです。

 

2.コストを抑えて建築できる

鉄骨住宅に比べて、建築コストを低く抑えて住宅を建てられることも、木造住宅のメリットの1つです。
木材は鉄骨に比べて素材の取得にかかる費用が安く、工期も短くて済むため、大幅にコストを削減できます。

 

3.耐震性が高い

木材は、素材自体が軽くしなりやすいため、地震による揺れを吸収する働きを持っています。
木造は鉄骨よりも地震に弱いイメージを抱いている人が多いかもしれませんが、そのようなことはなく、木造住宅でも十分な耐震性能を確保できます。

 

*木造住宅のデメリット

 

1.シロアリ対策が必要

シロアリは湿った木材に発生する害虫です。
木造住宅にシロアリが住みついてしまうと、木材がエサとして食べられてしまい、住宅が劣化します。
最悪の場合には建物の倒壊に繋がる可能性もあるので、木造住宅に暮らすうえでは万全なシロアリ対策が欠かせません。

 

2.仕上がりが職人の腕によって左右される

木造住宅の建築には高い建築技術が要求されるため、職人の腕の良さが仕上がりに大きく影響します。
また、鉄骨に比べて木材自体の品質にもばらつきがあるため、品質の良い素材を正確に選ぶためには職人の目も重要です。

 

3.間取りの自由が低い

木材は、鉄骨に比べると素材の頑丈さには劣るので、耐震性を確保するために壁や柱が多く必要とされます。
そのため、鉄骨住宅では可能な間取りが木造住宅では実現できないこともあり、間取りの自由度が低い点がデメリットです。

 

□まとめ

 

鉄骨住宅には、品質を保ちながらデザイン性を追求できるメリットがありますが、一方で、建築コストは高くなり、快適さを保つためには断熱をはじめとした対策が必要になる側面もあります。
木造住宅は、建築コストを抑えながら快適な暮らしを叶えられる一方、仕上がりの品質は職人に大きく左右される点がデメリットとして挙げられます。

このように、それぞれの構造が一長一短を持っているので、両者のメリット・デメリットを比較した上で、ご自身のライフスタイルに合う構造を選択してください。
当社では、松本市周辺で、お客さまのライフスタイルに合わせた「自由設計」の家づくりに取り組んでいます。
注文住宅をご検討中の方で、構造をはじめ注文住宅で気になることがありましたら、当社までお気軽にご相談ください。

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