Infomations家づくりの豆知識

家づくりの豆知識

2023.05.16 家づくりの豆知識

注文住宅を検討中の方へ!軒の長さや必要性について紹介!

最近の住宅では、軒が短かかったり、そもそも軒がなかったりする住宅も多くなってきました。
家を建てる前には、ご自宅の外観に目が向きがちになるので、デザイン性の観点から軒を付けていない人も多いです。

しかし、住宅の快適性を上げるためには、軒がとても重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか。
実際に注文住宅で軒を付けなかった方の多くが、軒がなく快適な生活が損なわれてしまったと後悔の声を漏らしています。
今回は、快適な暮らしを叶えるために軒が必要な理由と軒の適切な長さについてご紹介します。
注文住宅の家づくりで失敗したくない方は、是非とも軒の重要性についてしっかりと把握しておきましょう。

 

 

□軒の必要性とは?

 

軒が有無によって、住宅の耐久性にはかなり大きな差が生まれます。
特に木造住宅においては、木材が水に濡れることで腐食や劣化が進み、外壁の耐久性が弱まっていくものなので、軒を作って雨風から外壁を守らなければならないのです。

ここでは、住宅の耐久性を維持するために軒が必要な3つの理由について解説します。

 

*外壁の保護

 

軒を張ることで、屋根が外壁の上部から飛び出ている形になり、外壁が雨風や紫外線からの影響を受けることを防げます。
軒が出ていないと、外壁部分に直接雨風や紫外線による影響が及んでしまい、劣化の進行速度が速まってしまいます。
外壁の傷みが深刻になると、外壁塗装だけではリカバリーが利かなくなり、リフォームやリノベーションにかかるメンテナンス費用がかさんでしまうので、軒を張り出して外壁を守ることが大切です。

 

*日差しの調整

 

軒がないと、日光が直接外壁や窓ガラスに当たることになってしまいます。
特に夏場は、日差しを遮らないと余計に室温が上がってしまうので、軒を出して日差しをシャットアウトすることが快適な暮らしを営むためにはとても大切です。

 

*雨除け

 

外壁や窓を上から覆うことで、雨除けとしての効果も期待できます。
雨風にさらされて外壁が劣化するのを止められるだけでなく、窓や玄関のドアに雨水が当たるのを防げるため、雨水が室内に入り込んでくるのを抑えられるでしょう。

 

□夏の太陽の直射日光と軒の長さの関係性

 

軒を出すことでこのような効果を期待できますが、特に夏場の暑さ対策としては、軒の存在が絶対に欠かせません。
それでは、軒の持つ日光を遮断する効果を最大限高めるためには、軒の長さはどれくらいにするのが最適なのでしょうか。
ここからは、夏の日射と軒の長さの関係性について紹介していきます。

 

まず、軒の長さがおおよそ30cmの場合ですが、30cm以下であると日光の遮蔽効果はほとんどありません。
特に、日光が窓ガラスに直接当たることになるので、窓ガラスが非常に高温になってしまい、それに伴って室内の温度も高まってしまいます。

続いて、軒が60cm程の場合ですが、60cm程度あれば床面への日射までは防げずとも、窓の上部は日光に当たらなくなります。
さらに、90cmまで軒の長さを伸ばすと、床面もほとんど日が当たらなくなるので、日射遮蔽の効果が得られると言って良いでしょう。

 

そして、120cmまで伸ばすと完全な日射遮蔽を期待できますが、軒を120cmまで伸ばすためにはそれを支える柱が必要になるため、軒というよりはむしろ「縁側」としての扱いになるでしょう。

そのため、様々なことを加味して考えると、軒の長さは「90cm程度」が最適な長さだと言えます。

 

□軒を付けない方が良い家もある

 

外壁を保護し、ご自宅の寿命を延ばすためにとても大切な役割を持つ軒ですが、ご自宅の置かれている状況によっては、軒を設置しない方が良い場合もあります。
ここからは、軒を控えた方が良い家の特徴についてお伝えします。

 

1.住宅が密集していて日当たりが悪い

密集している住宅街では、軒を張らない方が良いケースもあります。
それでなくても日当たりが悪い立地条件に、軒を設置することでさらに採光の面が悪くなってしまう可能性があるので、十分な日当たりを確保できない土地に新築を建てる際は、軒を小さくした方が良いかもしれません。

 

2.建築面積が小さく住宅スペースに影響が出る

購入した土地の面積がそれほど大きくなく、軒を出すことで住宅スペースに影響が出てしまう場合は、軒を張り出さない方が良い場合もあります。
ただし、軒が外壁を覆っていないと住宅の耐久性が下がってしまうため、窓に庇(ひさし)を取り付けたり、外壁に耐久性の高いタイルを選んだりして、耐久性の面で問題がないように調整しておきましょう。

 

3.軒によってデザイン性が損なわれてしまう

どうしても軒を取り付けることで、住宅のデザイン性が悪くなってしまうことを気にされる場合は、軒をなくしても良いでしょう。
ただし、軒を出していないと外壁を十分に守れないので、メンテナンスにかかる費用がかさむ可能性がある点には十分注意してください。

 

4.豪雪地帯では軒折れの危険性がある

豪雪地帯では、上に積もった雪の重さに軒が耐えきれず、軒折れが発生する可能性があるので、長めの軒を設置するのは控えましょう。
特に建物が低い場合には、軒が積もった雪と接触してしまうと住宅が崩壊する危険性もあるので、軒を出す場合には積雪に対してしっかり対策を取っておいてください。

 

□まとめ

 

軒を張ることで、外壁が雨風や紫外線から守られ、住宅の寿命を延ばすことに繋がります。
デザイン性の面から軒を外す住宅も増えていますが、住宅の一番大切な機能は、皆様の快適な暮らしをサポートすることです。
そのため、住み心地の良い住まいを叶えるためにも、軒の長さに気を配って設置するようにしましょう。
松本市周辺で快適な注文住宅をご希望の方は、当社までお気軽にご相談ください。

無料相談会

Frame of mind住まいづくりの考え方

家づくり相談会参加無料

「誰に何から相談すればいいかがわからない・・・。」

家づくりのことで悩んでいるあなた。
まずは優プランに相談してみませんか?
デザイン・間取り・お金のこと、なんでもかまいません。
まずはお気軽におしゃべりをしにきてください。

ご予約はこちら

FreeBook資料請求

松本市で家を建てようかお悩みの方へ
家づくりに役立つ資料を無料でお届けいたします。
お気軽にお問い合わせください。

資料請求はこちら

資料請求

Contact us!お電話でもメールでも、お気軽にお問い合わせください

  • 0120-196-390
  • メールでのお問い合わせ

営業時間 9:00 ~ 18:00  定休日 水曜・隔週の火曜