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家づくりの豆知識

2023.01.16 家づくりの豆知識

注文住宅を検討中の方にバルコニーの必要性についてご紹介します!

注文住宅を検討されている方で、バルコニーを設置するかしないか迷われている方はいらっしゃいませんか。
バルコニーがないことでどのようなメリット・デメリットがあるのか知りたいですよね。
そこで、今回はバルコニーがないデメリット・メリットと注意点をご紹介します。

 

 

□注文住宅でバルコニーがないデメリットとは?

バルコニーをなくすと一体どのようなデメリットがあるのでしょうか。

1つ目は、洗濯物や布団などを外に干すスペースがなくなることです。
バルコニーを設ける目的として、洗濯物を干すスペースの確保を考える方が多い傾向にあります。
実際に布団や洗濯物は、太陽の光に当てて干したいと考える方が多いのではないでしょうか。
そのため、バルコニーを無くしてしまうと困るでしょう。

実際、高温で風通しが良い場所で干すことで、殺菌や防カビ効果があるので外で干すことは大きなメリットがあります。

2つ目は、外壁デザインがのっぺりしやすいことです。
一戸建て住宅の外観は、凸凹を上手に利用することで良い雰囲気を出せます。
そのため、バルコニーは単に洗濯物を干すだけでなく外観にも影響を与えるのです。

3つ目は、日射の遮へいに利用できないことです。
住宅の設計手法の1つとして、「パッシブデザイン」という考えがあります。
これは、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすために庇やバルコニーの張り出しを活用して日射をコントロールするというものです。
1階の窓の上にバルコニーがあることで、日射を遮られるので、冷房の効率が良くなります。

しかし、バルコニーがなければ、代わりに庇や外付けのブラインドを設置しない限り、日射を遮断できず室内の温度が高くなります。

 

□バルコニーがないメリットとは?

バルコニーがないデメリットをご紹介しましたが、反対にメリットはあるのでしょうか。

1つ目は、雨漏りするリスクやメンテナンス費用を抑えられることです。
雨漏りの原因の1つに、バルコニーからの雨水の侵入が挙げられます。
バルコニーの接合部分が劣化したり、笠木から雨漏りが侵入したり、バルコニーの排水口や雨樋が詰まりによって浸水したりと、時が経つにつれて様々なことが起こるからです。
雨漏りを防ぐために、バルコニーに蓄積された砂埃や枯れ葉などはこまめに掃除するようにしましょう。

また、バルコニーの床面の防水加工は10年から20年おきにメンテナンスする必要がありますが、初めからバルコニーがなければ手間や費用がかかることがありません。

2つ目は、家事動線が楽になることです。
テラスやデッキなど1階で洗濯物を干すスペースが確保できるなら、家事動線が一気に楽になります。
それは、1階で洗濯し、2階のバルコニーまで重い洗濯物を持って移動するという負担を無くせるからです。
年齢を重ねて、体が重くなってきても1階に洗濯物を干せると階段から転落する心配もありません。

3つ目は、建築費用が抑えられることです。
バルコニーは床の防水加工や排水設備の工事が必要なので、通常の部屋よりも施工費用が高くなります。
バルコニーの外側部分に用いる外壁や柵の素材次第では、さらに費用がかかる可能性もあります。
そのため、バルコニーを設置しない場合、家の建築費用を抑えられるのです。

 

□バルコニーを計画する際の注意点

バルコニーを計画する際、後悔しないように押さえておくべき注意点があります。

1つ目は、バルコニーを設置する目的と使用頻度を考えることです。
「屋外で家族とバーベキューをしたい」といったバルコニーで実現したい目的があるにもかかわらず、現実的にはあまり使わなかったという方もいます。
その理由として、「屋外で過ごせる季節が限られているから」ということが挙げられます。

夏は日差しが強く、梅雨の時期は雨が降るのでバルコニーで過ごすのが難しい時期がたくさんあります。
そのため、バルコニーの使用頻度がどれくらいかをイメージして設置するか検討しましょう。
使用頻度が高い場合、ルーバーやパーゴラを活用して日差しや雨をカットできる対策をしましょう。

2つ目は、バルコニーの排水設計やメンテナンスを考慮することです。
バルコニーは排水管が詰まると雨水が溜まり、雨漏りの原因になってしまいます。
そのため、定期的に排水口のメンテナンスをするようにしましょう。

3つ目は、バルコニーの設置場所をよく検討することです。
敷地条件を考慮しながら、どの方向にバルコニーを設置するのが良いか、どこからの視線をカットするべきかなどを検討しましょう。
特に、住宅街でバルコニーを設ける場合、周囲からの視線をきちんとカットしないと、周囲の視線が気になってしまい、落ち着くことができません。
そのため、きちんとプライバシーの確保をするようにしましょう。

 

□まとめ

今回は、バルコニーがないメリット・デメリットをご紹介しました。
メリット・デメリットを比べながら、ご自身の生活スタイルに合わせて検討しましょう。
バルコニーを設置する際は、ご紹介した注意点を参考にして素敵なバルコニーをつくってくださいね。
松本市周辺で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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