松本市で二世帯の注文住宅をお考えの方へ！種類とメリットをご紹介します！

家づくりの豆知識

2021.11.30 家づくりの豆知識

松本市で二世帯の注文住宅をお考えの方へ！種類とメリットをご紹介します！

この記事をお読みの方で二世帯住宅について知りたいと思っている方は多いでしょう。
二世帯住宅を建てるにあたって、気をつけなければいけないポイントは沢山あります。
この記事では二世帯住宅の概要とメリット、知っておきたいポイントをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

□二世帯住宅とは？

親世帯と子世帯が一緒に生活するために作られた住宅を二世帯住宅といいます。
ここで勘違いされやすいのが、二世帯住宅と同居、近居との違いです。
二世帯住宅は親世帯と子世帯が一緒に住むことを前提とした住まいです。

一方で、同居とは親世帯と子世帯が一緒に暮らすことで、二世帯住宅だけではなく一般的な住宅で共同生活することも表しています。
また、近居は短時間で行き来できるような距離にそれぞれの住宅を建てて密にコミュニケーションを取りながら暮らしていくスタイルのことをいいます。

二世帯住宅の間取りには十分注意する必要があります。
それは親が高齢の場合、介護が必要になる可能性が高いからです。
ですので、あらかじめバリアフリーに適した住まいにするように考えておくと良いでしょう。

子育てされるという場合は、子育てしやすい環境づくりも大切です。
段差を減らして転落による怪我を防ぐようにするなど、トラブルが起きないように配慮しましょう。

□二世帯住宅の種類とメリットについて

二世帯住宅には「完全分離型」「一部共用型」「同居型」の3種類があります。

1つ目は完全分離型です。
これは、玄関がそれぞれ1つあり、室内が完全に仕切られているタイプです。
それぞれの住まいを行き来できるようにドアを設けているケースもあります。

このタイプのメリットは、プライバシーを保ちやすい点です。
親と子ですぐ近くに住みつつ、それぞれのプライバシーを確保できる点で非常に魅力的でしょう。
また、玄関が2つあるとそれぞれで違う表札を出せるため苗字が異なる場合は都合が良いです。

2つ目は一部共用型です。
これは、家族が集まるリビングやダイニングを独立させ、玄関や浴室は共用にするタイプです。
このタイプのメリットは、プライバシーを保ちつつも空間を効率的に活用できる点です。
完全分離型と比較して玄関や浴室を共有することによって、狭い敷地でも効率的に空間を活用できます。

3つ目は同居型です。
個室を除いてリビングやトイレ、浴室を共有するタイプです。
同居タイプのメリットは、ほとんどの空間を共有することによって、敷地が狭くてもある程度ゆとりのある住まいにできる点です。

また、建築費を抑えられるため、家計にもやさしいといえます。
同じ空間で過ごす時間が長くなるため、お互いの様子がわかりやすい点もメリットの1つです。
一方でプライバシーの確保は難しいため、それぞれの就寝時間の違いによって生活音でのトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。

□二世帯住宅にする際に知っておきたいポイントは？

二世帯住宅にするなら知っておきたい重要ポイントがあります。
それは以下の3つです。

・費用の負担は登記と相続を意識する
・税金の優遇措置を調べておく
・ランニングコストの負担を決めておく

1つ目のポイントは、登記と相続をもとに費用負担を決めるということです。
二世帯住宅を建てるとなったら親世帯と子世帯で費用の配分を決めるでしょう。
その際に、登記と相続を意識して決めることが重要です。
なぜなら、建築費用を親と子で折半しているのに、子世帯名義で登記してしまうと親世帯から子世帯への贈与と判断され税金が課せられるからです。

また、将来的に相続することも考えておくと良いでしょう。
あらかじめ相続について話し合っておくことで、相続トラブルを避けられるでしょう。

2つ目のポイントは税金の優遇措置について調査しておくことです。
家を建てる際には、不動産所得税や固定資産税といった税金を支払う必要があります。
しかし、二世帯住宅がある一定の基準を満たせば税金が軽減されます。

ただし、このような優遇措置は、申請が複雑で時間がかかりますので、低減措置をご希望の方は早い段階から自治体や建築会社に相談しておくと良いでしょう。

3つ目のポイントはランニングコストの負担を決めておくことです。
二世帯住宅で発生するランニングコストには光熱費や食費、通信費などがあります。
これらの分配をしっかりと決めておかないと後々トラブルになってしまう恐れがあります。

金銭トラブルを避けるためにもあらかじめ費用の負担を決めておくと良いでしょう。
最近では光熱費のメーターを2つ準備して、使用量に応じて費用を分配することが主流です。