2017.02.13 イベント情報
右脳価値・左脳価値
人間は脳で考える
当たり前の話ですが
人間は何を考えるのも、判断するのも脳で行います
マイホームの新築やリフォームに関しても当然ですね
基本価値と感性価値=モノとコト
家づくりに関して最近よく耳にする
【基本価値】と【感性価値】=【左脳価値】と【右脳価値】
という図式になるようです
理屈で考える左脳で判断する、
【モノとしての家】の価値は
「安全性、耐久性、温熱環境」といった基本性能の価値
一方、感性でとらえる右脳で見る
【コトとしての家】の価値は
「安心感、かっこよさ、使いやすさ、遊び心、ライフスタイル」
などの感性的な価値
実際に家を建てる人の左脳と右脳の価値判断のバランスで
どんな家になるか、どんな業者を選ぶかが決まるという事になります
いわゆる「高性能住宅」を売り文句の前面に出している会社は
国の施策もありながら、数値として分り易い「左脳価値=モノの価値」を訴えているんですね
高性能な家⇒高熱費が安くなる⇒トータルとして「お得」
こんな感じのトークだと思います
(決して否定してるわけではないです。実際ワタシももう少し付け加えて同じようなお話しますので)
それだけじゃあ 満足できない
ただ、今も昔もこれだけでは満足しない人はたぁくさんいて
だから「心地よさ」とか「自分らしさ」とか「コト消費」
なんかが家づくりのキーワードになってたりもします
「はぶけるものは省いて、ここには少しお金かけてでも
自分の気に入った空間にして趣味の○○を一日中やってたい」
みたいなオーダーも多くなってます
ワタシがいつも言ってる
「家づくりという出来事」を大事に
「生活という出来事を入れる器としての家」
なんてのは、明らかに「右脳価値=コトの価値」です
だからといって、左脳的「モノとしての家」の基本性能を
ないがしろにするつもりは、毛頭ないです
建築なんて、そもそも左脳的、工学理論、理屈なしには成り立たないし
むしろ最終的に(いや最初から)人が安心して快適に暮らせるシェルターとしての
「高性能住宅」は前提条件だと思ってます
そこに、住む人の「感性価値」をいかに取り入れていくか
やっぱり『高性能住宅のその先へ』が大きなテーマです