2016.05.19 イベント情報
色んな基準の補助金
こんばんは
この時期になると例年補助金の登録などの手続きが多くなります
しかも色んな団体や基準があって混乱しそうになります
以前に少しご紹介した『ZEH(ゼッチ)(ネットゼロエネルギーハウス)』は経産省の所管
『地域型住宅グリーン化事業』は国交省の所管
しかもこの事業の補助金対象の中にも「ゼロ・エネルギーハウス」というのもあります・・
チョッとややこしいですね・・
まずは下の表をどうぞ
このピラミッドの「平成25年省エネルギー基準適合住宅」というのが現在のベンチマークとなりますが
とっくに置いてけぼりの断熱基準です
ただそこから10%の1次消費エネルギーを削減したものが「認定低炭素住宅」となるので
一応説明すると
上にも書かれていますが国の定めた地域ごとの「外皮性能」(屋根、外壁、、窓などの外気に接する部分の性能)を
外皮平均熱貫流率(Ua値)として最低の基準を地域ごとに設定されています
長野県の場合3地域と4地域があり
3地域の場合:0.56(w/㎡k)
4地域の場合:0.75(w/㎡k)
数値が小さいほど断熱性能が良いということですので3地域のほうが寒いということです
この基準を使って計算した1次消費エネルギーがどれだけ削減できるかで「認定低炭素」になったり「ゼロ・エネルギーハウス」になったりします
(ゼロエネの場合は太陽光発電が必要です)
そして、上のような各種補助金が使えるということになるのですが・・・
これがまた、予算の枠や配分・タイミングなどで必ず満額出るとも限らなかったり
使えなかったりすることもあるので注意が必要です
それと、考え方として性能を上げるためにかかるコストに対する補助ということです
いずれにしろ、この手の色々ある基準もう少しシンプルにわかりやすくできないもんですかね・・・