2020.08.16 家づくりの豆知識
松本市で注文住宅をお考えの方へ!バルコニーは必要ある?
新しいマイホームを考える際に、室外の空間にもこだわりたくはありませんか。
日当たりが良く、風がよく通り抜ける空間はとても素晴らしいでしょう。
そのような空間としてバルコニーが挙げられます。
そこで今回は、バルコニーを取り入れるメリットとその際の注意点を解説します。
□バルコニーとは何か?
そもそもバルコニーとは何を指す言葉なのか、曖昧に認識している方も多いのではないでしょうか。
テラスやベランダ、デッキなど似たような言葉が他にもありますが、それぞれどのように違うのか問われても明確に答えることは難しいですよね。
自分の好みを正確に知っておくためにも、これらの言葉の違いを理解しておきましょう。
どれも住宅の外に突き出しているスペースを指す言葉です。
しかし、少しずつ違いがあるためそれぞれ見ていきましょう。
それぞれの言葉の使い方を見てみると、そのスペースが1階にある場合はテラス、2階にある場合はバルコニーと呼ばれています。
また、バルコニーに屋根がついたものは、ベランダと呼ばれます。
テラスは庭の延長という意味合いで使われるのに対し、デッキは室内の延長というイメージで使われることが多いでしょう。
家の外に突き出していると言うよりは、家の一部が引っ込んだ形になっているバルコニーをインナーバルコニーと呼びます。
インナーバルコニーは、家の一部となっているため、わざわざベランダのように屋根を取り付けなくても家の屋根が雨風を防ぐ役目を果たしてくれます。
また、外に突き出ていないため、外観もスッキリとして見えますね。
これらには明確な定義はありませんが、注文住宅を検討されている方は、この違いを簡単に知っておくと良いでしょう。
□注文住宅にバルコニーを取り入れるメリットを紹介!
バルコニーには屋根がないため、日当たりがとても良いです。
風もよく通るため、洗濯物を干すのに最適な場所ですね。
また、インナーバルコニーの場合は、屋根がついているため雨の日でも洗濯物を干せます。
予期せぬ雨が降った場合でも対応できるため、とても便利ですね。
バルコニーの日当たりの良さを活かして、家庭菜園を始めてみても良いでしょう。
自家製の野菜を料理したり、リビングから花を愛でたりするのは楽しそうですね。
柱や壁などで固定すれば、奥行きが1メートル以上の広めのバルコニーを設置できます。
晴れた日には、バルコニーにレジャーシートを敷いてピクニック気分で食事を楽しめるでしょう。
広めのバルコニーを設置するときは、フルフラットの設計にすることをオススメします。
外に出るときの段差をなくして、リビングからバルコニーに続く地面をフラットにするのです。
このようにするとリビングの延長にバルコニーがあって、より広さを感じられるでしょう。
食事の準備をするときや、机や椅子を設置するときも、段差がないと安全に持ち運びができますね。
また、小さなお子様が段差に足を引っ掛けて転んでしまう危険性もありません。
遊び盛りのお子様がいる家庭は、フルフラットのバルコニーを検討してみてはいかがでしょうか。
□注文住宅にバルコニーを取り入れる際の注意点とは?
無計画にバルコニーを取り入れても、使い勝手が悪くなってしまいます。
安く簡単に設置できるものではないため、バルコニーを最大限活用するための方法を慎重に考えたいですよね。
使い勝手を良くするために最も大切なことは、家の間取りを考えることです。
バルコニーをどこにどのように設置するかによって、利便性が大きく変わってきます。
例えば、バルコニーに通じている部屋が1つしかない場合は、さまざまな場面で不便に感じてしまうことが考えられます。
通路が1つしかないため、バルコニーに出るには必ずその部屋を通らなければなりません。
リビングに面してバルコニーがある場合はまだ良いでしょう。
しかし、子ども部屋や書斎にバルコニーへの通路を設けると、洗濯物を干す度にその部屋を通らなければなりません。
使う度にストレスを感じていては、せっかくのバルコニーにも必要性が見いだせなくなってしまいます。
使い勝手を考えると、複数の部屋からバルコニーに出れるように設計をすることをオススメします。
そのような設計にするためには、バルコニーに2つ以上の部屋が面する間取りにしましょう。
インナーバルコニーは、一旦住宅が完成した後に取り付けるには大規模な工事が必要になります。
コストも膨大になるため、インナーバルコニーを検討されている方は、設計段階で屋根や壁などの間取りを慎重に考える必要があります。
バルコニーを取り入れる際には、税金にも注意しましょう。
奥行きが小さくて、手すりも付いていない場合、バルコニーの面積は固定資産税が発生する「容積率」に含まれません。
しかし、大半のインナーバルコニーは、住宅の構造からして住宅の延床面積にカウントされます。
バルコニーが広ければその分固定資産税が発生してしまうため注意しましょう。
□まとめ
今回は、バルコニーを取り入れるメリットと注意点を解説しました。
バルコニーを取り入れることによって、どのようなメリットがあるのか理解していただけたでしょうか。
どの程度のバルコニーを取り入れるのが良いか、お困りの方はぜひ当社までお問い合わせください。
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