2017.01.27 イベント情報
農地の造成でコストダウン
この春着工予定の茅野市のG様邸
新築のコンパクトな住宅
コダマチャンの担当物件ですが
今の地目は畑でその一部を分筆して農地転用し
造成をして宅地として使えるようにします
そこでワタシはふと考えた
「一般の分譲地ではないので、造成の仕方次第でかなりコストが抑えられるはず」
「ただし、確認が必要なのは地盤保証」
どういうことかというと
一般に販売されている分譲地も、農地を造成しているものが多く
当たり前ですが造成が完了したきれいな状態で引き渡されます
造成する際には、畑などの表面の土を入れ替えないと表面の地盤も弱く
濡れるとぬかるんで宅地としては使えません
なので、表面の土を一度捨てて、土を入れて転圧して砕石を敷いて完了
というのが一般的な造成工事
そして、家を建てる時には家の基礎を作るときに
基礎の範囲はもう一度掘り起こして、造成の際に入れた土をわざわざ
手間とお金をかけて捨てるわけです
いつも「もったいないけど、しょうがない」と思っていたワタシ
今回はどの範囲を分筆して宅地にして、どう家を配置するか?
という段階からのご相談だったので
コダマチャンにもアドバイスしていましたが
「畑の土を出した状態で基礎工事をやってしまって
建物の周囲だけ埋め戻せば無駄に土を入れたり捨てたりしなくてすむぞぉ」 って
理屈上、基礎の底は土を出した下の地面で支えるのでその下の地耐力さえ出てれば
問題ないはず
でも、この保証とか保険っていうのは変な規定があったりする場合があるので
念のため保証会社に問い合わせてみたら
「造成前の状態で地盤調査して、最終的に設定地盤より極端な盛り土がなければOK」
という回答
あとは農地転用の検査に影響があるかどうかの確認も必要ですが
おそらく大丈夫だと思います
これで、造成費用もかなり抑えられるはず
農地を宅地にする場合
こんなコストダウンの方法もあるのでご参考までに