2016.11.15 家づくりの豆知識
茅野市で家を建てる条件を調査してきました
先日、茅野市のお客様から新築工事についてご相談をいただきました。
農地を宅地にして、娘さんが住む家をお考えとのこと。
お客様も工事に至るまでいろいろとクリアしなければいけないことがあるのはご存知なのですが、具体的に何を、どういう手順で、何の手続きをとって、どれほどの期間が必要になるか? が分からないとのことでした。
そうなるともうワタクシの出番!ということで・・・
やってきました茅野市役所。
今回の計画では農地を宅地にする予定ですので、まずは「農地転用」という手続きが可能かどうかを調べます。
これは申請すれば必ずできるものではありません。
農業振興地域、続に農振地域だと除外の手続きに1年ほどかかる場合もあれば、各市町村の条例によって宅地に出来ない場合もあります。
場合によってはそもそもの計画が不可能と言う場合もあるのでちょっとドキドキしながら農業委員会と農林課へ。
幸い、今回のお客様の場合市街地に近いこともあって、割と融通が利きそうです。
他にも面積などの条件にかかわる用途地域などを調べるため都市計画課に、上水道と下水道の引き込みや使用条件などを調べるために水道課に、前面道路や接道のことを調べるために建設課、古跡などが出てきたら工事をとめて発掘調査をしなければいけない埋蔵文化財の指定地域かを調べるために生涯学習課、土砂災害などの危険地域か調べるために防災対策課へも行ってきました。
まだまだあります。
今度は法務局へ出向いて、土地の公図と謄本をとって公的な敷地の形状や、持ち主の権利関係などを確認。
たまに建築地予定地に担保(抵当権)の設定が付いている場合があります。この場合住宅ローンを組むのが少し難しくなるので注意が必要ですね。
とまあ、こんな感じであちこち回ってきました。
おかげで、新築工事の着手とそれまでのスケジュールや打ち合わせすべきところがハッキリとしました。
お客様にも分かりやすく、喜ばれるようにご提案したいと思います!それではまた。
コダマでした。