2023.07.16 家づくりの豆知識
憧れの注文住宅を建てたい！失敗しない収納づくりのポイントを解説します！
家づくりが終わりいざ生活してみた時に、最も後悔しやすいのが収納量や収納の設置位置と言われています。
家族のライフスタイルや人数を考えながら収納を設計しなければならず、将来予想以上に収納が必要になる可能性も考えられます。
そこで今回は、注文住宅において失敗しない収納計画の立て方や収納づくりのポイントをご紹介します。
□収納計画はどうして大切？
そもそも収納計画とは、家づくりにおいて各ご家庭の最適な収納量や収納場所をプランニングすることです。
収納計画では、単純に空いたスペースを収納にするという考え方はあまりいい考え方ではありません。
収納が小さすぎると物が溢れかえってしまい、後から棚を購入したり物を減らす努力をしたり、どうしても費用や時間がかかってしまいます。
引っ越し当初は物が少なくても生活していく中でどんどん物が増えていって、結果的に収納が足りなかったという失敗談はあるあるです。
一方で、収納が大きければ大きいほどいいという訳でもありません。
限られた土地の中でむやみに収納にスペースを充当するのは、場所の無駄遣いになってしまう可能性もありますし、収納が大きいとさらに物が増えてしまうこともあります。
ご家庭のライフスタイルや家族の人数に合わせた収納計画で無駄のない収納を実現することで、より過ごしやすい家を実現できるのです。
□収納計画の立て方とは？
収納計画を立てる際は、まず以下の2つを考えましょう。
＊収納が必要な荷物はどのくらいあるかを確認する
もともと住んでいた家を参考に、どのくらいの持ち物があって、これからどのくらい物が増えるか、引っ越しの際の処分でどの程度物が減るかを確認します。
引っ越しの際の荷物整理では、1年以上使っていない物は処分する、というようにルールを決めると処分しやすくなります。
収納が必要な荷物の量を考える際には、特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭では注意が必要です。
大きくなるとおもちゃや学校から持って帰ってくる制作物などでどんどん物が増えていく可能性があります。
あらかじめ子ども部屋の収納は少し多めに設置しておくことをおすすめします。
＊収納が必要な場所を確認する
間取り決めの前にざっくりどこに何を収納するかをイメージしておくと、収納計画がスムーズに進みます。
普段の家族の生活を振り返りながら、どこにどのくらいの物を置くか、家の中で収納があると便利な場所などをピックアップしておきましょう。
上記2つについて考えられたら、施工会社と相談しながら収納を決めていきます。
紙やメモなどにリストアップしておくと、あとで施工会社に希望を伝えやすくなります。
□収納を作る際のポイントとは？
収納を作る際にも、意識していただきたいポイントがあります。
＊入れるものに合わせた形の収納を設置する
1つ目は収納の形についてです。
収納と一概に言っても、すべて同じ形の収納では物が入らなかったりデッドスペースが生まれたりして不便に感じてしまいます。
収納を作る場所や入れるものに合わせて収納を作るように、意識してみてください。
例えば、掃除道具入れにこまごまとした棚しか設置しなかったら、掃除機が入らなくてむしろ邪魔になったという事例があります。
この場合あらかじめ掃除機を入れるスペースは広くとりつつ、上を棚にすることで掃除道具をすっきり整理できます。
掃除をルンバに任せる場合は、ルンバの基地なども収納に含めるといいでしょう。
また、デッドスペースが生まれやすい場所を事前に知っておけば、デッドスペースを活用できる収納を考えられます。
＊動線を考えた配置にする
収納したものを取りに行く際、遠くまで取りに行くとなると腰が重くなってしまいますよね。
使うものはなるべく手近に収納し、取りやすくなる動線を意識するのがおすすめです。
またウォークインクローゼットやランドリールームなどの人が完全に入れるタイプの収納は、誰がどのように物を取るか、頻繁に使われる場所はどこかなどを考えながら作ると、納得できる収納を作れます。
＊収納の中にコンセントも設置する
ただ細かいものを収納するだけの場所なら何もなくても問題ありませんが、特に家電を収納したり、収納している間に充電しないといけないものがあったりする場合には、収納の中に忘れずにコンセントを設置しましょう。
コンセントをつけ忘れてしまうと収納場所で電気が使えないので、収納する前に充電しなければいけなくなります。
生活感も出ますし、何より充電が完了した後にまた収納しなければいけない手間から、片付けが面倒に感じてしまうことがあるのです。
特に玄関の土間収納、パントリー、ランドリールーム付近には必ずコンセントを設置することを覚えておいてください。
□まとめ
収納は大きすぎず小さすぎず、できるだけライフスタイルに合った収納づくりを意識することが大切です。
収納計画を立てる際には、物の量や収納する場所を事前に書き出して把握しておきましょう。
また、収納を作る際には、入れる物や動線を考えた収納を作ること、必要であればコンセントを設置することがポイントです。
ぜひ意識しながら、収納づくりに臨んでください。
