2016.06.25 イベント情報
サッシのU値?
こんばんは
昨日の事ですが、コダマチャンとの窓に関するおかしな会話
「この前車で走っていてとある住宅の新築現場のシート(だったかな?)に
『U値1.9(?)の最高の断熱性能のサッシを採用!!』(だったかな?)ってのがかかってましたよ・・」
(記憶あいまいですみません・・・)
ワタシの答え 「はああー??」
(YKKさんの画像です)
工務店、量産型ハウスメーカーを問わず住宅の性能が上がってきているのは
大変結構な事なのですが、この表記はとても面白いですね
ご存知の方も多いと思いますがU値とは「熱貫流率」という小難しい言葉を指していて
要するに窓なら窓の「熱の通りやすさ」を意味するので
この数字が小さいほど熱を通しにくく性能が高いという事
だから上のシート(?)に書かれていたのもウソではないです
1.9と言えば確かにそこそこの数値ですが
細かく言うと同じ種類(樹脂、アルミ、ペアガラスなど)の窓でも大きさや開き方によって変わってくる数値で
もっと高くなるものももちろんあります
ただ、新築住宅やリフォームをお考えの方に気を付けて頂きたいのは
「こんなに凄いサッシを使っているからこの家は凄く断熱性能がいいんだ!!」
とは、言い切れないという事です
窓が良くても、壁や屋根の断熱性能が良くなければだめだし
窓の配置や大きさ、庇のあるなしでも変わってきますし、気密性能ももちろん大事です
数字というのはパッと頭に飛び込んできて比較もしやすく
わかりやすい反面
住宅のように色んな要素や数値が絡み合って結果が出るものの場合
全体を理解しないと誤解ばかりが増えてしまいそうですね
業者の側はこのややこしい数字を理解して使いこなさなくてはいけないのも大変ですが
建てる方(建築主さん)の側も数値的な性能で比較する場合には
ある程度は理解してもらわないといけない部分
細かく言い始めるときりがないですが
とにかく最終的に大事なのは数値も含めた快適に住むためのバランスだと思います!!