松本市で注文住宅をお考えの方へ！吹き抜けのメリットとデメリットについて解説します

家づくりの豆知識

2021.06.30 家づくりの豆知識

松本市で注文住宅をお考えの方へ！吹き抜けのメリットとデメリットについて解説します

「注文住宅を開放感があって、明るい印象にしたい」とお考えの方はいらっしゃいませんか。
そんな方に検討していただきたいのが吹き抜けです。
そこで今回は、吹き抜けのメリットとデメリット、作る際のポイントを紹介します。

□吹き抜けのメリットとは

✳︎日差しが入って明るい印象になる

吹き抜けのある住宅では二階の壁に窓を設置することが一般的です。
なぜなら二階の窓から入ってくる自然光によって、一階が照らされ、より明るくなるからです。
二階から入ってくる光は1階の奥まで届くため、部屋全体を明るくできます。
それによって、日中は電気をつける必要がなくなるため、光熱費の節約にもつながります。
吹き抜けを設置すると、部屋全体を明るくしてくれる上に光熱費の節約にもなるのでまさに一石二鳥です。

✳︎開放感があって広く感じる

開放感を演出できるのも吹き抜けのメリットの1つです。
天井があるより、吹き抜けのようにスペースがあったほうが開放感を感じやすいですよね。
地価の関係でそれほど広く土地を買えない場合でも吹き抜けを利用することで、視覚的な広さを感じられるでしょう。

✳︎風通しが良くなる

吹き抜けを作ることで1階と2階をつなぐ大きなスペースができあがります。
それによって、本来1階でたまっていたはずの空気が2階に流れ、風通しが良くなることが期待できます。
1階と2階にそれぞれ窓を設置しておけば、1階から入ってきた空気が自然と2階に流れていくので、何もしなくても換気できます。
また、天井に空気を循環させてくれるシーリングファンを設置すると、より効率的に換気を行えるので、快適な空間を実現できるでしょう。

そのほかにも家族間での会話が円滑になったりデザイン性が向上したりするなどのメリットがあります。

□吹き抜けのデメリットとは

ここまで、吹き抜けのメリットを紹介してきましたが実はメリットばかりではありません。
次に解説する4つのデメリットを知って、吹き抜けを設置するかどうか慎重に検討してください。

先ほどのメリットの紹介で、1階と2階をつなぐスペースができることで風通しが良くなると申し上げました。
しかし、これは同時にデメリットにもなりえるということがわかっていただけるでしょうか。
実は風通しが良くなる分、部屋に使えるスペースが削られてしまうのです。
これが1つ目のデメリットです。

吹き抜けを作るということはすなわち、二階の床に穴が開くのと同じ意味です。
そのため、2階で使えるスペースが限られるというのは自然なことですよね。
吹き抜けを設置した分、収納スペースや部屋の広さが小さくなります。

2つ目のデメリットは、掃除が大変になることです。
先ほど、吹き抜けは2階の壁に窓を設置することが一般的であると紹介しました。
つまり、窓の周辺には床がなく、孤立している状態だということですよね。
その窓を掃除するには、足場を組むなどの工夫が必要です。
それゆえ、掃除をする際には手間がかかるので、このことはデメリットの1つだと言えるでしょう。

3つ目のデメリットは、カビが繁殖しやすいことです。
特に、北側に設置した場合はその現象は顕著です。
カビを防止するのは非常に難しいので、定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。

4つ目のデメリットは、音やにおいが家中に行き渡りやすくなることです。
吹き抜けを作ることによって、太陽の日差しだけでなく音や料理のにおいも行き渡りやすくなってしまいます。
例えば、自宅で仕事をする場合、会議をする際に他の家族に聞こえてしまうことがあるでしょう。
このように、自分だけの空間を作りにくいのはデメリットと言えます。